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12月20日-05号

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  1. 北上市議会 1991-12-20
    12月20日-05号


    取得元: 北上市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成 3年 12月 定例会(第7回)平成3年12月20日(金曜日)議事日程第7号の5              平成3年12月20日(金)午前10時開議 第1 請願の取り下げについて 第2 認定第4号 平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算の認定について 第3 認定第5号 平成2年度北上市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第4 認定第6号 平成2年度北上市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について 第5 認定第7号 平成2年度北上市工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第6 認定第8号 平成2年度北上市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認定第9号 平成2年度北上市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認定第10号 平成2年度北上市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認定第11号 平成2年度北上市相去財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認定第12号 平成2年度北上市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認定第13号 平成2年度和賀町一般会計歳入歳出決算の認定について 第12 認定第14号 平成2年度和賀町国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定について 第13 認定第15号 平成2年度和賀町国民健康保険特別会計直診勘定歳入歳出決算の認定について 第14 認定第16号 平成2年度和賀町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について 第15 認定第17号 平成2年度和賀町温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第16 認定第18号 平成2年度和賀町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第17 認定第19号 平成2年度和賀町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第18 認定第20号 平成2年度和賀町工業団地特別会計歳入歳出決算の認定について 第19 認定第21号 平成2年度江釣子村一般会計歳入歳出決算の認定について 第20 認定第22号 平成2年度江釣子村国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 第21 認定第23号 平成2年度江釣子村老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について 第22 認定第24号 平成2年度江釣子村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第23 認定第25号 平成2年度江釣子村公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第24 認定第26号 平成2年度江釣子村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第25 認定第27号 平成2年度岩手中部地区老人休養ホーム施設組合老人休養ホーム事業会計歳入歳出決算の認定について 第26 議案第100号 北上市公平委員会条例を廃止する条例 第27 議案第101号 北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例 第28 議案第102号 北上市土地開発基金条例 第29 議案第116号 町及び字の名称変更について 第30 議案第105号 町及び字の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例 第31 議案第103号 北上市災害弔慰金の支給等条例の一部を改正する条例 第32 議案第104号 北上市駐車場条例の一部を改正する条例 第33 議案第106号 平成3年度北上市一般会計補正予算(第5号) 第34 議案第107号 平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第35 議案第108号 平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第2号) 第36 議案第109号 平成3年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第3号) 第37 議案第110号 平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第38 議案第111号 平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) 第39 議案第112号 平成3年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 第40 議案第113号 平成3年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第3号) 第41 議案第114号 平成3年度北上市温泉給湯事業特別会計補正予算(第2号) 第42 議案第115号 平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第3号) 第43 議案第123号 北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例 第44 議案第124号 北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例 第45 議案第125号 平成3年度北上市一般会計補正予算(第6号) 第46 議案第126号 平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 第47 議案第127号 平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号) 第48 議案第128号 平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 第49 議案第129号 平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号) 第50 議案第130号 平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第4号) 第51 議案第131号 字の区域変更について 第52 発議第13号 地方交付税率の堅持・地方交付税総額の確保及び地方財政の拡充を求める意見書の提出について 第53 請願について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(65名)   1番  金田ハルノ君     2番  根子信一君   3番  藤原義直君      4番  小原健二君   5番  小松久孝君      6番  佐藤安美君   7番  千田信男君      8番  昆野吉延君   9番  及川洋一君      10番  高橋清悦君   11番  高橋 功君      12番  高橋公生君   13番  伊藤嘉則君      14番  千田正雄君   15番  多田 司君      16番  菊池 昭君   17番  藤枝孝男君      18番  高橋民雄君   19番  小原 桂君      20番  高橋 明君   21番  高橋 俊君      22番  渡辺紘司君   23番  伊藤隆夫君      24番  菊池武實君   25番  及川幸太郎君     26番  及川淳平君   27番  伊藤安雄君      28番  菅原行徳君   29番  伊藤昭男君      30番  佐々木克巳君   31番  浅田哲心君      32番  菊池基行君   33番  千田三一君      34番  高橋徳蔵君   35番  小沢幸三郎君     36番  斎藤 績君   37番  中島高雄君      38番  八重樫真純君   39番  柏葉 明君      40番  川辺喜代志君   41番  高橋勝郎君      42番  鈴木健策君   43番  平野牧郎君      44番  石川正信君   46番  舘川 毅君      47番  伊藤輝雄君   48番  千葉昭孝君      49番  高橋右男君   50番  川村鷹志君      51番  菊池健造君   52番  高橋一夫君      53番  小原健成君   54番  高橋 功君      55番  高橋 孝君   56番  谷地畝幸吉君     57番  柏葉省一郎君   58番  菊池金助君      59番  田鎖助治君   61番  原田敬三君      62番  八重樫久一君   63番  高橋高志君      64番  柴田八太郎君   65番  松田清志君      66番  高橋賢輔君   67番  昆野市右ェ門---------------------------------------欠席議員(1名)   45番  佐藤幸男君---------------------------------------事務局職員出席者   局長     下屋敷勝哉君  次長     千田安雄君   議事調査係長 高橋 博君   庶務係長   松本 巖君---------------------------------------説明のため出席した者   市長     高橋盛吉君   助役     斎藤政憲君   収入役    菊池秀雄君   企画調整部長 小野信義君   財政部長   橘 晃司君   民生部長   山中丕之君   産業部長   小原教雄君   建設部長   高橋 茂君   福祉部長   及川文雄君   和賀支所長  堀内三郎君   江釣子支所長 伊藤 巌君   水道事業所長 名須川正夫君   教育委員会          高橋忠孝君   教育長    成瀬延晴君   委員長                  選挙管理委員   教育次長   小田島龍一君         千田長三君                  会委員長                  農業委員会   監査委員   横山耕造君          高橋雄幸君                  会長   企画課長   小原善隆君   総務課長   滝沢良徳君---------------------------------------       午前10時4分 開会 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの出席議員数は65名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程第7号の5によって進めます。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第1、請願の取り下げについてを議題といたします。 岩手県国家公務員労働組合共闘会議議長・永野正造から提出され、目下審査中の請願第2号「国家公務員の新たな定員削減計画に反対し民主的行政の確立とゆとりある国民生活の実現を求める請願書」については、12月16日、請願者より、この際、都合によりこれを取り下げしたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。請願第2号は申し出のとおり取り下げを許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、請願の取り下げについては、これを許可することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第2、認定第4号平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第3、認定第5号平成2年度北上市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第6号平成2年度北上市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第7号平成2年度北上市工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第8号平成2年度北上市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第9号平成2年度北上市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第10号平成2年度北上市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第11号平成2年度北上市相去財産区特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第12号平成2年度北上市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、以上9件を一括して議題といたします。 本件9件に関し、決算特別委員長の報告を求めます。平成2年度北上市決算特別委員長。   (平成2年度北上市決算特別委員長 川村鷹志君 登壇) ◆平成2年度北上市決算特別委員長(川村鷹志君) 平成2年度北上市決算特別委員会の報告をいたします。 去る12月5日の本会議において決算特別委員会に付託になりました認定第4号平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算並びに認定第5号から認定第12号までの平成2年度北上市各特別会計歳入歳出決算8件の認定について、当委員会における審査の経過と結果について報告申し上げます。 当委員会は、去る12月5日の本会議終了後、この議場において開催し、正副委員長の互選を行い、不肖私が委員長に、副委員長に千葉昭孝委員が互選されました。 審査の方法といたしましては、12月12日及び13日の両日、決算審査のための会議を開き、関係部課長等の出席を求め、主要施策の実績及びその成果並びに歳出における予算執行の状況、使用経費の効率等全般にわたって説明を聴取する一方、監査委員の決算審査意見書並びに主要施策の成果に関する報告書等の資料を参考にしながら、終始熱心かつ活発な質疑討論を行い、慎重に審査を行ったのであります。 平成2年度の決算の大要を見ますと、一般会計及び特別会計を合わせた収入済額の総額は247億2,583万5,957円、支出済額の総額は268億7,626万1,547円で、差し引き21億5,042万5,590円の歳入不足を生じ、赤字決算であります。これは、平成3年4月1日に3市町村が合併したことに伴い、地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づき、平成3年3月31日をもって打ち切り決算をしたため、通年出納整理期間に収入される国県支出金や市債等が収入されなかったからであります。 なお、この収入は、新しく設置された北上市に承継され、決算時の歳入の補てんは一時借入金で措置しております。 次に、会計ごとに申し上げます。 最初に、認定第4号平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算においては、歳入歳出予算現額183億7,072万4,000円に対し、収入済額は167億1,768万6,435円で、91%の収入割合であり、支出済額は177億5,600万6,897円で、96.7%の執行率となっております。歳入歳出差し引き10億3,832万462円の赤字であります。 主な事業として、高速交通体系の整備については、北上南インター設置調査の委託実施、産業振興の面では、新いわて農業確立総合対策事業の導入による営農集団への助成等、商店街振興基金の設置、雇用対策駐在員の設置による雇用対策の展開など、都市基盤の整備と生活環境の整備については、国庫補助・臨時地方道整備事業債の導入や農道整備事業などによる道路整備、都市計画街路の整備、国庫補助事業や臨時河川整備事業債の導入などによる河川の改修・整備、和賀川ふれあい広場の整備や公園の整備、公共下水道の整備、黒沢尻西部土地区画整理事業の推進、相去市営住宅の増改築、健康と福祉の増進の面では、こども療育相談センターの用地買収と造成、在宅老人介護支援センターの新設など、教育、文化、スポーツの振興に黒岩小学校改築に備えた敷地造成等、黒沢尻東及び西小学校の大規模改造、川東地区中学校の用地測量調査、文学碑の設置、藤沢広場の整備、みちのく民俗村の整備など、また、活力と魅力ある地域づくり推進事業として、地方交付税措置された財源をもって新たに地域振興基金を設置したほか、総合的かつ効率的な行政運営のための前年度からの継続による総合行政システムの構築などとなっております。 委員会の審査を通じて出されました要望意見を申し述べることといたします。 1つ、市税の徴収努力に敬意を表するが、職員体制の強化を図りながら、なお一層、収納率の確保に努められたい。 以上、要望意見を述べましたが、委員会から出されました要望意見については、誠意をもって今後十分検討を加えられ、善処されるよう強く要望し、当委員会は採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計について申し上げます。 国民健康保険事業特別会計ほか7件の歳入歳出予算現額の総額は98億3,111万6,000円で、これに対する収入済額の総額は80億814万9,522円、支出済額の総額は91億2,025万4,650円で、歳入歳出差し引き残額11億1,210万5,128円で、赤字決算となっております。 そのうち、工業団地事業特別会計及び下水道特別会計並びに農業集落排水事業特別会計の3特別会計が赤字決算となっておりますが、国民健康保険事業特別会計及び老人保健特別会計並びに駐車場事業特別会計の3特別会計が黒字決算となっております。また、土地取得特別会計は、収入済額、支出済額とも差し引き残金なしとなっております。 なお、3月末をもって廃止になり、会計を閉鎖しました相去財産区特別会計は、当該財産区が3市町村合併を契機に廃止することとなり、その決算は、財産区財政調整基金の金額9,743万4,265円を取り崩し、基金利子収入及び前年度繰越金を合わせた歳入総額から、総務管理費として支出した53万円を除いた1億413万2,678円を一般会計に繰り出しております。 特別会計8件の委員会の審査の詳細については、報告を省略いたしたいと思います。 委員会審査を通じて出されました要望意見は次のとおりであります。 1つ、駅前駐車場用地は現在賃貸の方法で行われているが、将来にわたることを考慮し、タイミングを見て早期に買収されるよう努力されたい。 以上のとおりでありますが、要望意見については、一般会計同様、今後十分検討を加えられ善処されるよう要望し、当委員会に付託になりました特別会計8件について採決の結果、認定第5号平成2年度北上市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、認定第6号平成2年度北上市老人保健特別会計歳入歳出決算、認定第8号平成2年度北上市下水道事業特別会計歳入歳出決算及び認定第10号平成2年度北上市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の4件については、賛成多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 認定第7号平成2年度北上市工業団地事業特別会計歳入歳出決算、認定第9号平成2年度北上市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、認定第11号平成2年度北上市相去財産区特別会計歳入歳出決算及び認定第12号平成2年度北上市土地取得特別会計歳入歳出決算の4件については、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 以上が当決算特別委員会における審査の経過と結果でありますが、何とぞ、当委員会の決定どおり御賛同をお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。39番柏葉明君。   (39番 柏葉 明君 登壇) ◆39番(柏葉明君) 私は、ただいま特別委員長から報告されております認定案件9件のうち、平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算、平成2年度北上市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、平成2年度北上市老人保健特別会計歳入歳出決算、平成2年度北上市下水道事業特別会計歳入歳出決算、平成2年度北上市駐車場事業特別会計歳入歳出決算、以上5件の認定に反対であります。 以下、その理由について簡潔に申し上げます。 まず、一般会計でありますが、167億1,700万円余りの収入済額に対して、支出済額が177億5,600万円で、10億3,800万円余りの赤字となっておりますが、これは、報告がありましたとおり、3市町村合併により3月31日打ち切り決算のため生じたものでありますが、旧北上市では昭和57年に行政改革についての基本方針を決定し、国に先んじて行政改革への突破口を切り開きました。昭和61年からは、国の地方公共団体への行政改革の方針に基づいて市としての行政改革大綱を策定し、これに沿って行政改革を推進してきました。 もともと国の第2臨調が地方自治体に求める行政改革の方向は、補助金や独自事業をできるだけ減らし、市の直営事業を民間に委託し、職員を減らす合理化を追求せよというものでありました。そして、実際、国の行政改革と歩調をあわせて福祉や教育が切り下げられ、各種補助金の削減や廃止、使用料・手数料の値上げ、各種業務の民間委託、職員の削減など大幅な合理化が進められてきました。平成2年度は使用料・手数料6項目の見直しによって、下水道使用料などの市民の負担がふやされました。 歳入では、3月31日の打ち切り決算のため単純に比較をしてみることはできませんが、収納課の懸命の努力にもかかわらず、年々増加する市税の収入未済額は、弱い立場の人のみならず一般市民の生活の苦境を如実に物語っております。 こうした中で、各種基金は26億円を超えております。市債管理基金は11億4,700万円、財政調整基金も7億9,800万円になっています。市当局の説明では、それぞれ目的があるとのことですが、市民には強力な節約を呼びかけてきたここ数年のことであるだけに、なかなか納得しがたいものがあると思うのであります。 また、国民の多くが反対している消費税をくみ取り手数料に転嫁して市民から徴収するなど、廃止を希望している多くの市民の納得を得られるものではないと思うのであります。 国民健康保険事業特別会計は、御承知のように、国の補助率が大幅に切り下げられてから、北上市のみならず全国の保険者が危機的状態に陥ったのであります。当該年度の旧北上市の会計を見ますと、これも打ち切り決算のため単純比較はできませんが、国保税の滞納者がふえ続けているのであります。食えば払えず、払えば食えずという滞納者の声や、何とか払い続ける加入者も国保は高いと訴えております。国の無慈悲な医療費切り捨てが続いている今、一般財源からの繰り入れをしてでも加入者の願いにこたえることが大事なのではないでしょうか。 老人保健特別会計については、もともと老人医療制度に差別的制度を導入することとあわせて国保会計から切り離されたもので、老人福祉の振興とは、どう考えても言えないものであります。来年1月からは、さらに外来で100円、入院で200円値上げされ、福祉の前進などと言える制度では全くないのであります。老人の診療報酬点数の差別的状態を改善し、10年間続いた70歳以上の医療費の無料化の復活こそ大事なことであります。 下水道事業会計及び駐車場事業会計は、それぞれの料金に消費税を転嫁しております。消費税は福祉のためでなかったことが明らかになり、最近は税率引き上げさえ言われておりますが、低所得者ほど生活を圧迫することとなり、今、強くその廃止が求められているのであります。ましてや地方自治体が公共料金に消費税を転嫁するべきでないと私は考えるものであります。 以上の理由によって、先ほど申し上げました5件の認定に反対であります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 33番千田三一君。   (33番 千田三一君 登壇) ◆33番(千田三一君) 私は、旧北上市の平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算及び国民健康保険事業特別会計のほか7特別会計の歳入歳出決算の認定に当たり、賛成の立場で討論を申し上げます。 昭和29年、北上市が誕生して以来、37年の歴史を閉じる最後の年でもあり、出納整理期間のない、すなわち3月31日をもって決算しなければならない、余り経験することのない決算であったと思います。また、当年度は昭和58年度に策定した北上市総合発展計画基本計画の最終年度に当たり、この計画の遂行と住民のニーズにこたえるべく予算が編成され、執行されました。一部反対意見としては、公共料金、使用料及び手数料に消費税を転嫁しているといいますが、消費税は今や定着化しつつあり、国・地方公共団体の重要な財源となっております。また、国保事業及び老人保健については、住民本位の施策でないとか、老人福祉に逆行するとか言われていますが、在宅老人介護支援センターを新設するなど、予算全体の中でバランスのとれた執行であるものと信ずるものであります。 さきに申し上げたとおり、3月31日打ち切り決算での承継分を考慮して、例年のベースに置きかえてみた場合、一般会計では、歳入でほぼ予算額に近い執行率となり、歳入歳出差し引き2億数千万円の黒字、各特別会計と合わせても1億円以上の黒字決算となったものと推定される旨、審査意見書に述べられております。 次に、一般会計の歳入にあって、打ち切り決算のため執行額については申し述べませんが、予算現額183億7,072万4,000円に対し、調定済額は前年度対比11億8,712万6,425円増の187億3,113万6,835円となり、102%の調定率となっております。 歳出にあっては、予算現額183億7,072万4,000円に対し、支出済額は前年度対比7億8,517万3,186円増の177億5,600万6,897円で、執行率は96.7%となっており、不用額から承継分を除いた実質的な不用額はおおよそ1億5,000万円となっております。 終わりに、平成2年度は平常業務のほかに合併を控えての事務に忙殺されたにもかかわらず、予算は法令及び趣旨に沿い適正に執行された決算書を調製され、行政当局に対し感謝を申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、認定第4号平成2年度北上市一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第5号平成2年度北上市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第6号平成2年度北上市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第7号平成2年度北上市工業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第8号平成2年度北上市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第9号平成2年度北上市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第10号平成2年度北上市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第11号平成2年度北上市相去財産区特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第12号平成2年度北上市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、以上2件を一括して採決いたします。 本件2件に対する特別委員長の報告はいずれも認定であります。本件2件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件2件はいずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。---------------------------------------
    ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第11、認定第13号平成2年度和賀町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第14号平成2年度和賀町国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第15号平成2年度和賀町国民健康保険特別会計直診勘定歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第16号平成2年度和賀町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第17号平成2年度和賀町温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第18号平成2年度和賀町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第17、認定第19号平成2年度和賀町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第18、認定第20号平成2年度和賀町工業団地特別会計歳入歳出決算の認定について、以上8件を一括して議題といたします。 本件8件に関し、決算特別委員長の報告を求めます。平成2年度和賀町決算特別委員長。   (平成2年度和賀町決算特別委員長 浅田哲心君 登壇) ◆平成2年度和賀町決算特別委員長(浅田哲心君) 平成2年度和賀町決算特別委員会委員長の報告をいたします。 12月5日の本会議において、当委員会に付託になりました平成2年度和賀町一般会計歳入歳出決算並びに平成2年度和賀町国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算ほか6特別会計歳入歳出決算の認定について、当委員会は、12月12日から同16日までの間、会議を開き、和賀支所長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 本件8会計の決算概要については、初日の本会議で提案の説明がなされておりますので割愛させていただき、各会計決算の要旨について説明を申し上げます。 まず、認定第13号一般会計歳入歳出決算について申し上げます。 その規模は、歳入65億4,744万8,870円、歳出68億5,617万2,445円で、3億872万3,575円の歳入不足額を生じ、また、災害復旧費による繰越明許費の実質収支額では3億2,307万8,575円の歳入不足額となっており、歳出決算額では前年対比7億7,151万6,605円、12.7%の伸びを示しており、その要因として、教育費の西部地区統合小学校建設費、前年比7億3,855万8,842円、103.3%の増、衛生費の岩手中部広域水道企業団及び水道事業会計出資金など前年比2億6,812万73円、57.9%の増、加えて商工費の町民ふれあいセンター建設費、第1回にっぽん鬼ッズフェスティバル負担金、夏油高原開発株式会社出資金、和賀スキー場夜間照明施設工事など前年比2億5,960万676円、118.5%の増によるものとされています。 歳入決算額では、打ち切り決算でありますが、5%の伸びということで、増加の主なものは、地方交付税1億9,980万円、7.4%、繰入金、基金繰入額を含め6億5,650万7,000円、820.6%、諸収入1億635万円、92.7%の増などとなっております。 性質別歳出状況は、消費的経費の構成比が41.3%、前年対比0.4ポイント低く、投資的経費では28億8,800万円、前年対比12億5,200万円、76.5%と大幅な伸び率となっており、構成比からしても42.1%と前年対比15.2ポイントの伸びとなっていて、これは決算規模の増大や基金積立金減少によるその他経費の大幅な構成比の低下を示したものとなっています。 財政構造については、おおむね財政力指数がわずかながら低下したものの、経常収支比率が68.5%と0.9ポイント高く、公債費比率では11.4%と前年度同様でありますが、債務負担比率では、前年対比5.3ポイントの増加となっています。 また、基金積み立ての状況は、財政調整基金1億6,342万6,000円、町債管理基金2億9,254万円、ワッカの里振興基金4億1,306万円、教育施設設備基金1,449万9,000円となっています。 次に、認定第14号国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額は8億4,742万5,970円、歳出決算額7億8,222万4,859円と、6,520万1,111円の剰余金を生じたその要因は、国保財政調整基金6,323万4,000円の取り崩しと、出納整理期間に支払うべき2・3月の保険給付費を承継分として平成3年度より支出されたものによるものとされています。 次に、認定第15号国民健康保険特別会計直診勘定歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額1億3,140万3,766円、歳出決算額1億3,052万9,874円と、87万3,892円の黒字決算となっています。診療収入では8,663万7,407円、前年比2,219万3,341円、2.04%の減で、これは2・3月分の診療収入が承継分となり、平成3年度収入となったものであり、診療所経常収支では、一般診療所は2施設を合わせた収入が6,385万1,734円、支出は9,363万8,246円で、2,978万6,512円の歳入欠陥を生じ、また、歯科診療所も僻地診療補助金274万3,000円を含め552万8,676円の収入となっており、支出の3,348万6,177円との差の795万7,504円は歳入不足を生じています。これは出納整理期間に収入となるべき2・3月の診療収入が承継分となり、平成3年度収入となったことによるものとされています。 次に、認定第16号老人保健特別会計歳入歳出決算について申し上げます。歳入決算額は7億2,543万7,627円、歳出決算額は7億1,478万5,546円と、1,065万2,081円の剰余金を生じ、歳出決算規模は前年比3.6%の増加を呈しておりますものの、前年度からの繰上充用金1,228万6,592円との差を見ますと、実質1.8%増加であり、老人医療費の横ばい傾向を示しております。 次に、認定第17号温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額216万1,055円、歳出決算額125万8,851円と、90万2,204円の黒字となっておりますが、本会計は給湯使用料収入で、施設管理経費及び施設設備のための借入償還金に充当するものですが、借入金の償還は、既に平成元年度で終了しているとのこと、多額の剰余金を生じたというものです。 次に、認定第18号宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額1億9,205万7,390円、歳出決算額1億6,824万6,644円と、2,381万746円の剰余金が計上されており、宅地分譲収入では、収入29件、8,990万2,420円、その歳出の主なものは、団地造成費償還金6,720万円、第2次団地造成事業費7,714万7,000円及び水道工事負担金1,566万9,000円などとなっており、なお、第1次分譲分の45区画については、全部売却済み、第2次分も62区画中21区画が売却済みというものであります。 次に、認定第19号農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額104万6,577円、歳出決算額64万1,541円で、40万5,036円の黒字が計上になっており、本会計は下組排水路新設事業を起債対象事業とするため設けられた特別会計ということで、一般会計からの繰入金1,300万円の起債償還という会計で、起債償還の終期は平成29年度というものであります。 最後に、認定第20号工業団地特別会計歳入歳出決算について申し上げます。 歳入決算額4億円、歳出決算額3億7,071万円で、2,929万円の剰余金を生じており、本会計は2カ年の継続費(7億2,512万円)を設定し、土地売払収入で後藤野工業団地を整備していくものであるとのこと、当年度は差し当たり工業団地整備基金に3億7,000万円の積み立てというものであります。 以上、認定第13号から認定第20号までの各会計決算8件は、総額歳入88億4,698万1,255円、歳出90億2,456万9,760円と、その差1億7,758万8,505円の歳入欠陥を生じたというもので、これは3市町村合併に伴う地方自治法施行令第5条第2号に基づく、平成3年3月31日をもっての打ち切り決算と、通常出納整理期間中に収入となるべき町債、国・県支出金などの収入未済額によるものとされているもので、いずれも全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 よって、本委員会に付託された審査の経過と結果のとおり、何とぞ御賛同を申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。      午前11時6分 休憩---------------------------------------      午前11時21分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。33番。 ◆33番(千田三一君) さきに通告しておきました数項目についてお伺いします。 まず第1点は、決算書の20ページでございますが、使用料・手数料の節で町有建物使用料がございまして、予算額は1,000円ということで費目設定をいたしておりますが、収入がゼロになっております。これは恐らく役場内に他の団体が入っておるものの使用料だろうと推察をいたしますが、もし、そうだとするならば、なぜ、いわゆる免除した理由、それから現在の対応、その点についてお伺いをいたします。 第2点目は、社会福祉の関係でございます。これは決算書には数字があらわれておりません。と申しますことは、実は12月9日の岩手日日新聞によりますと、「助成は18件515万円、和賀町福祉等基金、福祉文化活動に」というタイトルで、中身を読んでみますと、財団の方から1億3,000万円の基金でもって、これこれこれの事業をしておるというのが載っておったわけで、私も不勉強ながら初めてこういうことをわかったもので、社会福祉協議会の方に行ってこのお話を聞いたところが、実はことしの4月1日に社会福祉協議会が合併する際に、3市町村で一定の計算に基づいた資金といいますか、出し合うということになっておったんだそうでして、和賀町の負担分が1,200余万円ということだったようでございますが、これを社会福祉協議会ではまだもらっていないと。決算書には確かに出てません。後で江釣子分が出ますけれども、江釣子分のやつは決算書に載っていましたから、これはわかりましたけれども、和賀町分については歳出予算の方に載っていませんで、その辺の今後の扱い方と、それから社会福祉協議会に対する指導をどのように考えているか、その点をお伺いいたします。 次に、決算書から言いますと99ページでございますが、99ページの一番下に、鬼の館の建築実施設計が1,720万円ほどの支出をいたしておりますが、これは恐らく今後建築を予定する場所の前、すなわち岩崎城のときに建築する予定での委託料だろうと思いますが、この実施設計をそのまま今度予定するところに建築として使えるものなのかどうか、それをお伺いいたします。 次に、165ページですが、165ページの下から2行目に、畜産経営移転促進事業として1億8,316万円の支出がございます。ところが、これの財源となります補助金の関係でございますが、これはページ数から言うと51ページですが、これは財源ですから科目は歳入の方になりますが、51ページを見ますと、補助金の収入が1億8,370万9,000円となって、備考欄に計算の基礎が出て、これこれの額が出ていますが、この数字が3つ符合しないので、その符合しない理由と補助要綱等についてお伺いします。 次は、233ページの中ごろに、これも委託料ですが、都市計画用途地域決定原案作成業務委託料として1,745万余円の支出になっておりますが、この都市計画用途地域決定の原案なるものが、来年以降予定されておる総合発展計画なり都市計画基本計画にどのように活用できるものか。 以上についてお伺いをいたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 特別委員長。 ◆平成2年度和賀町決算特別委員長(浅田哲心君) ただいま、33番議員さんからの質疑にお答えいたします。 まず最初の和賀庁舎内の貸付料を徴収されていないと。免除の理由、あるいはその対応についてということでございますが、これにつきましては、委員会の審査の過程の中では話題にならなかったものでありまして、これは当局よりの答弁となります。 次に、2番目は合併時において社会福祉協議会に対し拠出すべき割当額を拠出していないようだが、今後の対応あるいは扱い方、考え方ということでございますが、これにつきましても審査の中では話題にならなかったので、これについても当局よりの答弁となります。 次に、鬼の館設計業務委託、設置の変更があっても、実施設計に使えないものかということでございますが、これにつきましては、鬼の館の設計業務委託は、岩崎城三の丸跡地に建設する予定で昨年度実施したものでありますが、新市になりましてから、文化財保護の関係上、建設場所の変更を余儀なくされたものでありまして、したがって、建設場所の変更に伴い、当然、土質の状況が異なることが予想されますので、基礎部分に軽微な変更が生ずるものと思われますが、その他につきましては、この実施設計をそのまま生かし、建設するというように当局よりの答弁がなされております。 次に、4点目ですか、畜産経営移転促進事業の補助要綱と、その補助事業の歳出歳入決算の相違というようなお尋ねがありましたが、これについても審査の中では話題になりませんでしたので、これについても当局の答弁となります。 次に、5点目でございますが、都市計画用途地域原案並びに都市計画の配置計画案を、新市総合発展計画及び都市基本計画の作成の中でどのように活用するかということでございますが、これにつきましては、既に和賀地区の下水道事業計画策定の際や、今年度予定している下水道事業認可申請の際の資料として活用しておりますし、また、平成3年度から4年度にかけ、都市計画課が作業を進めております都市基本計画の見直しの際や、平成4年度から5年度に予定している土地利用計画の見直しの際において、和賀地域内の検討基礎資料として今後も活用していく予定であるというように当局の答弁がなされております。 以上でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) それでは、私の方から残りの3点についてお答えいたします。 まず、町有建物使用料の関係でございますが、庁舎等の公の施設を他の地方公共団体等が使用する場合には、地方自治法第238条の第4項の規定に基づき許可をしているところであります。この使用料については、同法第225条の規定に基づき条例を制定し、使用料を徴収できるわけであるが、従来から条例を制定しておりませんでした。それについては、行政と一体となって事務を進めていることと、それから各種団体とも、独立採算性の立場から、それに見合う町の負担金及び補助金を伴う関係で、慣例により免除しておりました。 今後の対応でございますが、新市になってからは条例がありますので、条例に基づき、現在は一部団体からは使用料を徴収しております。 参考までに申し上げますと、該当する公共団体、和賀町分としては、和賀町水道事業所、和賀町職員組合、和賀町交通安全協会、それから和賀町自治振興公社、これらの団体があります。 次に、社会福祉協議会の福祉基金についてでございます。この問題については、前任者の引き継ぎもなかったわけですが、関係団体からの請求もなかったし、去る8月の9日に、福祉基金の一元化についての会議で初めて私たちが知らされたわけでございます。そこで、前和賀町社会福祉協議会長及び事務局長に事情を聞いたところ、このようなことでありました。 まず、新市社会福祉協議会の発足の際、旧北上市社会福祉協議会が管理している福祉基金の水準に合せて、各町村、江釣子と和賀町ですが、繰り入れするよう社会福祉協議会に対して要請があったそうです。そこで、繰り入れ要請額は、これは平均ですが、1世帯当たり3,528円、これは北上市の例に倣ったそうです。それに基づいて江釣子さんも納めたと思いますが、和賀町分は幾らかといいますと、1,234万8,000円の要請があったそうです。それがまだ未処理になっていると、こういうことでございます。そこで、旧和賀町の社会福祉協議会では、資金がないために和賀町長に対して予算措置を要請したそうです。これに対し町当局は、議会等でよく説明できる内容審査資料のまず提出を求めたそうですが、それに対しては提出がなかったということです。しかし、それでも時期的にも合併の準備等でおくれて繰り入れができなかった。それで、北上市社会福祉協議会にもその旨を連絡しておったそうですし、統合の条件にもなっていないとのことでありました。統合後の処理状況については、和賀支部の事務次長に問い合わせたところ、現在、まだ、このことについて引き継ぎを受けてないということであり、今後は、まず前任者及び財政当局とよく協議しながら善処してまいりたい考えでありますので、御理解をお願いいたします。 次に、畜産経営移転促進事業の補助要綱はどうかということ、それから補助事業の関係の歳入歳出の決算の違いが出てきますが、その点についてどうかということになります。それで、違いについては、歳入済額が1億8,370万9,000円に対して支出済額が1億8,316万円で、差し引きますと54万9,000円の増になっているわけです。この増については、補助対象事業として市のいろんな事務費を使える、これでありましたので、新興養豚に払うお金ではなかったものですから、新興養豚には支出済額の1億8,016万円だけ支払いしたと、こういう内容のものでございます。 それから、要綱ですが、事業要綱がありますが、その事業要綱に基づいてやっているわけですが、目的としては環境汚染、このような畜産飼養管理用施設等の整備については、畜産関係の保全と、必要な経営移転等の促進を図るために、環境汚染問題が現に発生していること、また、発生するおそれがある、これに対して補助対象事業になると、こういうことです。それから、どんな該当する事業主体かといいますと、市町村、農業協同組合、農業協同連合会、公社、営農集団特認団体、こういう事業主体です。それから、同補助事業の要件に適合するものはということですが、これは移転先が環境汚染問題が発生しない地区、事業参加の飼養計画頭数が、酪農の場合はおおむね60頭、畜産の場合は肥育豚換算でおおむね600頭、あと、国庫補助金は10分の4、県が10分の1、それで10分の5の補助でございます。 以上でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。      午前11時41分 休憩---------------------------------------      午前11時42分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 再開いたします。 助役。 ◎助役(斎藤政憲君) 福祉の金の出し方についてのお尋ねですが、御質問によれば、3市町村で出すことに決定をしておったと。にもかかわらずというふうに聞き取りましたが、3市町村というのは、福祉協議会ではなくて、3市町村の協議会では話し合いがあったことを後で聞いておりますが、行政である自治体の3市町村としては、これは決定をしておらない。そういうことを申し上げておきたい。 もう一つ、私の方の福祉基金というのは、実は福祉等基金なんですよ。福祉のほかに育英資金あるいは文化団体等に対する助成を含めたもので、総額約1億3,000万円ばかりあるわけですが、既に10年ぐらい経過をしておるのではなかったかと思うんですけれども、そこはいわゆる財団法人の人格を持っているものですから、それとはまた別に行政対応で一千何百万円を出せということには聞いておらぬわけですから、あるいは出しなさいと言えば、新市が出さざるを得なくなってくる、和賀町はありませんから。ですから、私の考え方としては、福祉等基金の福祉関係に相応する基金を取り崩しをするということを含めて、法人の理事会を開いて、そこで決定をしないというと、行政が出すとかという形のものではないということですから、基金の理事会で決定をすると同時に、今度は定款変更もしなければならぬわけですよ。定款変更ということは、福祉に充当するための基金制度ですから。などということですね。ですから、それを減額をするか、多少残すかということで、大分内部に問題が出てきておる。ですから、北上とか江釣子のような状況の内容ではない。いわゆる法人格を持った団体の基金だと。ですから、知事の認可を要する事項にもなっておりますので、いずれ、福祉協議会あるいは基金の理事会等を開いて話し合いをして、目的に沿うような形でやっぱり善処しなければならないだろうなと、こういう考え方であるということを申し上げておきたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。58番菊池金助君。   (58番 菊池金助君 登壇) ◆58番(菊池金助君) 平成2年度各会計決算の審査について。 決算は、言うまでもなく、当該年度における自治体の行政成果を図る指標との認識を持っている。したがいまして、当該自治体の税金がいかに当該市町村、つまり北上市勢の発展に、かつまた住民福祉の向上等に成果があったかを図るものである。執行当局は、納税者の立場で厳正な予算の執行に十分に意を用いることは当然であります。 先般、岩手県議会における企業局職員用ゴルフ場の問題で大きく揺れ動いたことは、県民周知の事実であります。12月15日、岩手日報による日報世論調査の結果は、県民の8割が厳しい批判をしていることは、御承知のことと思います。しかも、公務員は奉仕者としての意識は薄い、思い上がりが目立つ、官尊民卑が抜けず、積極性、覇気に欠けるの順となっております。公務道徳に下落の感を抱いたのは多くの県民であります。公務員に対する住民の厳しさを厳粛に受けとめ、執行当局はもちろん、市議会としても襟を正し、市民の負託にこたえることは当然であります。 本定例議会、平成2年度和賀町一般会計決算特別委員会で、農林水産業費補助金に関連し、農業法人、大型畜産経営、昭和55年度国・県の補助金の交付及び町費一部補助、事業費約5億円の規模で、その前途を大きく期待され、畜産関係者の注目すべきものがあったのであります。特に、町当局及び関係農協は強引なまでに推進した経緯があり、以来、今日まで11年間、毎年、経営内容芳しからぬことで話題であったが、町当局は、問題はなく順調に推移しているの一点張りであったが、しかしながら、県の指導機関では、出発の時点より警告を発していたはずであると思います。関係農協では、職員を常時派遣するも一向に好転せず、むしろ経営が悪化し、ついに最近では再建のめどすらない状態にあるとのことで、農協組合員の大きな不安となり、話題となっているが、産業部長の答弁は、実態の把握はもちろん何らの情報も得てないことは怠慢のそしりは免れないことであります。ただ漫然と利子補給で事足りるものではなく、常に指導、監督、責任あることを十分忘れてはならないもので、余りにも無責任極まりないのであります。冒頭に県企業局を引き合いに出したのは、このためであります。 国民、そして住民の血税をいたずらに注ぎ、今日までの経緯に無為無策の形で具体的指導を怠ったことは、その責任極めて重大であります。早急に実態を調査の上、かつ最近の方策及び責任の所在も含めて、次回の市議会に資料の提出を求めます。 以上、要望意見を含めて、平成2年度和賀町一般会計及び平成2年度和賀町国民健康保険特別会計ほか6件の認定に賛成するものであります。 終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、認定第13号平成2年度和賀町一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第14号平成2年度和賀町国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第15号平成2年度和賀町国民健康保険特別会計直診勘定歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第16号平成2年度和賀町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第17号平成2年度和賀町温泉給湯事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第18号平成2年度和賀町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第19号平成2年度和賀町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第20号平成2年度和賀町工業団地特別会計歳入歳出決算の認定について、以上4件を一括して採決いたします。 本件4件に対する特別委員長の報告はいずれも認定であります。本件4件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件4件はいずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。 休憩いたします。      午前11時55分 休憩---------------------------------------      午後1時10分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第19、認定第21号平成2年度江釣子村一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第20、認定第22号平成2年度江釣子村国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第21、認定第23号平成2年度江釣子村老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第22、認定第24号平成2年度江釣子村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第23、認定第25号平成2年度江釣子村公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第24、認定第26号平成2年度江釣子村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、以上6件を一括して議題といたします。 本件6件に関し特別委員長の報告を求めます。平成2年度江釣子村決算特別委員長。   (平成2年度江釣子村決算特別委員長 八重樫真純君 登壇) ◆平成2年度江釣子村決算特別委員長(八重樫真純君) 平成2年度江釣子村決算特別委員会の報告をいたします。 去る12月5日の本会議において決算特別委員会に付託になりました、認定第21号平成2年度江釣子村一般会計歳入歳出決算並びに認定第22号から認定第26号までの平成2年度江釣子村各特別会計歳入歳出決算5件の認定について、当委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会は、去る12月5日の本会議終了後、この議場において開催し、正副委員長の互選を行い、不肖若輩の私が委員長に、副委員長に佐々木克巳委員が互選されました。 審査の方法といたしましては、12月12日及び16日の両日、決算審査のための会議を開き、支所長及び関係課長等の出席を求め、主要施策の実績及びその成果並びに予算執行の状況、使用経費の効率等全般にわたって説明を聴取する一方、監査委員の決算審査意見書並びに主要施策の成果に関する報告書等の資料を参考にしながら活発な質疑討論を行い、慎重に審査を行ったのであります。 平成2年度の決算の大要を見ますと、一般会計及び各特別会計を合わせた歳入歳出決算の状況についてでありますが、歳入総額で45億204万2,804円、歳出総額で44億553万1,238円で、歳入歳出差し引き9,651万1,566円の黒字決算となっております。しかし、一般会計及び老人保健特別会計については、それぞれ赤字決算となっており、これは3市町村の合併に伴い平成3年3月末をもって打ち切り決算を行ったため、国・県支出金及び村債等が収入未済額として処理され、新市に承継されたことなどによるものであります。 最初に、認定第21号平成2年度江釣子村一般会計歳入歳出決算について申し上げます。 歳入歳出予算現額は33億8,319万6,000円で、歳入決算額は30億9,773万7,625円で、91.6%の執行率であり、歳出決算額は31億594万1,824円で、執行率は91.8%となっており、歳入歳出差し引き820万4,199円の赤字決算であります。これを前年度決算額に比較しますと、歳入では9.6%、歳出では13.0%と大幅な増額となっております。 歳入決算の内容については、予算現額に対する調定率は100.5%となっておりますが、調定額に対する収入比率は91.1%で、前年度に比較し8.5ポイント低くなっており、また、歳入総額に占める一般財源の比率は72.9%で、前年より3.6ポイント高く、自主財源比率については32.8%で、前年より0.9ポイント低くなっており、これは打ち切り決算となったことによるものであります。 歳入決算額の款別構成比については、地方交付税が40.5%、村税が21.9%、村債が18.1%、国・県支出金が4.7%となっており、また、前年度に比較し増減となった主な科目は、打ち切り決算により収入されなかった国及び県支出金については、合わせて1億7,485万9,000円の減額となりましたが、地方交付税は1億7,409万5,000円、村債は2億1,517万5,000円と、それぞれ増額となっております。 村税については、決算額は6億7,855万1,000円で、村税の収納率は96.9%と前年度より2.1ポイント減少しておりますが、これも打ち切り決算となったことによるものであります。 歳出について申し上げます。款別の構成比については、教育費が17.8%、総務費が16.3%、農林水産業費が12.9%、土木費が12.4%、公債費が11.5%の順位となっており、また、歳出決算額の性質別構成比は、建設事業費が34.9%、人件費が23.2%、公債費が11.5%、補助費等が9.7%、物件費が9.5%となっております。 主な事業といたしましては、総務費では、ふるさとづくり特別対策事業による日平ふれあい公園及びやまつみ公園の整備事業費8,222万円、カムイ・ヘチリコホ建設事業費5,161万1,000円、衛生費関連では、広域水道企業団及び村水道会計への出資金として1億2,616万4,000円、労働関連の共同福祉施設建設事業費3,140万円、農道整備事業としての農村基盤総合整備事業費9,798万2,000円、村道の道路新設改良事業費2億4,247万4,000円、体育施設整備事業として、野球場整備及び野球場夜間照明施設等整備事業費2億4,063万2,000円などであります。 以上、当委員会は一般会計歳入歳出決算の内容について慎重に審査を行い、採決の結果、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、特別会計について申し上げます。 国民健康保険特別会計ほか4件の歳入歳出予算現額の総額は14億9,161万7,000円で、これに対する歳入決算額の総額14億430万5,179円、歳出決算額の総額は12億9,958万9,414円で、歳入歳出差し引き額1億471万5,765円の黒字決算でありますが、このうち老人保健特別会計については、279万7,212円の赤字決算となったものであります。 以下、国民健康保険特別会計ほか4件についての委員会審査の詳細については報告を省略させていただきます。 当委員会に付託になりました認定第22号平成2年度江釣子村国民健康保険特別会計歳入歳出決算、認定第23号平成2年度江釣子村老人保健特別会計歳入歳出決算、認定第24号平成2年度江釣子村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算、認定第25号平成2年度江釣子村公共下水道事業特別会計歳入歳出決算、認定第26号平成2年度江釣子村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、以上、特別会計5件について採決の結果、全会一致をもって認定すべきものと決定いたしました。 以上が当決算特別委員会における審査の経過と結果でありますが、何とぞ、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入リます。33番。 ◆33番(千田三一君) さきに通告をいたしておきました庁舎使用料の件、それから江釣子村社会福祉協議会に関連する村費から支出した補助金、これらについて、先ほどの和賀町の決算審査の際の事項でもっておおむね推察しましたので、質問予告を省略いたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。49番高橋右男君。   (49番 高橋右男君 登壇) ◆49番(高橋右男君) 栄光の江釣子村100年の歴史を閉じるに当たっての決算審査を終わり、万感こもごも、賛成の討論をいたします。 我々3市町村は、この4月、大いなる希望を掲げ、期待を込めて合併を遂げました。ことしは1991年、すなわち世紀末あと10年の初めの年であります。この時期こそ、地球的規模に大変動が起こるとは、ノストラダムスを初め多くの予言者が言うところでありました。その予言が的中したかのように、ことしの8月、クーデターを発端としてソ連邦が崩壊いたしました。70年間にわたり社会主義諸国に君臨し、自由主義社会に脅威を与え続けた強大国の滅亡を見るにつけ、栄枯盛衰の歴史の繰り返しを思わずにはおられません。 この機を同じくして、新生北上市は生々発展の緒につきました。この中での江釣子村は何だったのか。時運に乗じ、地の利を生かし、人の輪をもってしても、菊池村政は県下随一の、否、全国有数の理想郷をつくり上げました。 その締めくくりとして、平成2年度予算額を見ますと、一般会計、特別会計合わせた最終予算額は45億204万2,804円で、前年度と比較して13.4%増の積極型大型予算で執行されました。その中での一般会計規模は、歳入30億9,773万7,625円、歳出31億594万1,824円であり、前年度対比大幅増となっております。このことは、歳入では地方交付税、歳出では普通建設事業費及び補助費等のふえたこと等によります。 主な事業内容としては、公園整備事業、体育施設設備を拡充するため野球場建設、小学校屋外運動場の夜間照明整備事業、または飯豊和田線を初めとした道路網の整備等、明らかであります。 しかし、ひたひたと押し寄せる時代の波は、この小さな村のみの幸福であることを許さず、この地域全体発展のための合併を余儀なくされたのであります。この発展の最重要課題として、村内に市庁舎建設を提言した村長は、四面楚歌の中にあって一歩も譲りませんでした。テクノポリス構想による高品位住宅地造成とともに、21世紀に向けてのユートピア建設の情熱のほどがひしひしと伝わってまいります。 閉村に当たっての式辞にわななく村長の声、静々と降納される村旗に、私たち村会議員は万斛の涙を禁じ得ませんでした。願わくば江釣子の合併とともに3地域一致協力して、後世に誇り得る郷土を築かれんことを念じつつ、賛成の討論といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、認定第21号平成2年度江釣子村一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第22号平成2年度江釣子村国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第23号平成2年度江釣子村老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に、認定第24号平成2年度江釣子村宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第25号平成2年度江釣子村公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第26号平成2年度江釣子村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、以上3件を一括して採決いたします。 本件3件に対する特別委員長の報告はいずれも認定であります。本件3件は特別委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件3件はいずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第25、認定第27号平成2年度岩手中部地区老人休養ホーム施設組合老人休養ホーム事業会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長。   (教育民生常任委員長 高橋 孝君 登壇) ◆教育民生常任委員長(高橋孝君) 教育民生常任委員長報告を行います。 去る12月5日の本会議において当委員会に付託になりました、認定第27号平成2年度岩手中部地区老人休養ホーム施設組合老人休養ホーム事業会計歳入歳出決算の認定について、当委員会は去る12月17日、会議を開き、関係部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告をいたします。 当該組合は、昭和48年4月26日設立以来、18年間にわたり老人休養ホームの経営を通じ、岩手中部圏域の9市町村の老人福祉の増進を目指してきたところでありますが、本年3月31日をもって解散をいたしました。 決算の結果は、財産処分及び構成市町村負担金により、当年度純損失2,806万7,399円に前年度までの累積欠損金8,613万6,931円を加えた当年度末累積欠損金1億1,420万4,330円を、また、平成15年度が償還の最終年限になっている企業債を全額繰り上げ償還するなど精算をし、なお、634万1,450円の資本剰余金を残しました。 この剰余金は、本年8月、組合分賦金の賦課割合により、構成9市町村へ還付されておりますが、当市への還付金は、旧3市町村分合わせて427万6,039円となっております。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって原案どおり認定すべきものと決定をいたしました。 以上をもって、当委員会に付託になりました案件について御報告を終わりますが、何とぞ、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、認定第27号平成2年度岩手中部地区老人休養ホーム施設組合老人休養ホーム事業会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第26、議案第100号北上市公平委員会条例を廃止する条例、日程第27、議案第101号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例、日程第28、議案第102号北上市土地開発基金条例、日程第29、議案第116号町及び字の名称変更について、日程第30、議案第105号町及び字の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例、以上5件を一括して議題といたします。 本件5件に関し委員長の報告を求めます。総務常任委員長。   (総務常任委員長 千田三一君 登壇) ◆総務常任委員長(千田三一君) 総務常任委員会から御報告をいたします。 去る12月5日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第100号北上市公平委員会条例を廃止する条例ほか4件について、当委員会は12月17日、会議を開き、担当部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告をいたします。 最初に、議案第100号北上市公平委員会条例を廃止する条例について申し上げます。 3市町村の合併に伴い、北上市公平委員会を設置しておりましたが、公平委員会の事務を平成3年11月1日から岩手県に委託したことに伴い廃止しようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第101号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例について申し上げます。 ただいま議案第100号で申し上げましたとおり、公平委員会の事務を岩手県に委託したことに伴い、公平委員会の委員に関する事項について、所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第102号北上市土地開発基金条例について申し上げます。 最近の地価高騰は、ますます公共事業の用地取得を困難にしており、公共用地及びその代替地の確保が一層重要な課題となっております。そのため、国は地方に対し、地方交付税を通して財政支援措置を講じたところであります。この趣旨を踏まえ、当市は、自主的・主体的に地域づくりに資するため、円滑に公共用地の先行取得を促進できるよう3億1,000万円の基金を設置することとし、必要な事項を定めようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第116号町及び字の名称変更について申し上げます。 合併協定方針に基づき、本庁管内の町及び字の名称について、簡略化するため変更しようとするものであります。今回、変更しようとする区域は、黒沢尻町及び飯豊町の全部、並びに鬼柳町の一部となっております。 なお、施行は、平成4年2月10日からとしようとするものであります。 審査の中で、一部町名をなくすことについて、地域住民とのコンセンサスが十分なされていないなどの意見もありましたが、当委員会は、採決の結果、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第105号町及び字の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例について申し上げます。 ただいま議案第116号で申し上げたとおり、町及び字の名称変更に伴い、関係する条例について所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ、当委員会の決定どおり御賛同をお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。42番。 ◆42番(鈴木健策君) 議案第102号の北上市土地開発基金条例で委員長にお伺いしたいんですが、まず1点は、これは第2条で定額の基金になっておるわけですが、公社へ貸し付ける場合はわかるんですが、市が直接、この基金の取り崩しをして、取り崩しという言葉が妥当かどうかわかりませんが、基金から市が直接用地を先行取得することがあり得るのかどうか、それが第1点。 それから、一般には基金の運用益は一般会計に繰り入れて、基金にプラスして基金を大きくしていくわけですが、これは定額基金になっていますので、基金から出た運用益は一般財源に入ると思うんですが、どのような形に使われるのか、第2点。 それから第3点、公社へ貸し付ける場合、基金を銀行へ預けた場合の金利よりも安く公社へ貸し付けることがあり得るのかどうか、この3点をお伺いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 委員長。 ◆総務常任委員長(千田三一君) ただいまの御質問の第1点目でございますが、直接取り崩しができるのかという御質問でございますが、できます。 それから、第2番目ですが、益金の処理についてですが、益金は土地取得特別会計に入れることになっております。 第3点目は、この益金を、土地開発公社に一般金融機関よりも安い利子で貸し付けることができるかということでしたか。(鈴木健策君「そうじゃないんですね。益金を銀行に預けて、要するに利子が益金になるわけですよ。例えば、定積なんかの場合は5%とか。それより安く貸す場合があり得るかということですよ。」と呼ぶ) ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩します。      午後1時45分 休憩---------------------------------------      午後1時46分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 再開いたします。委員長。 ◆総務常任委員長(千田三一君) 一般金融機関よりも基金に対しての利率が安くできるかと。基金に対しての方が一般金融機関よりも安く……。いいです、ちょっと待ってください。 いいです。1番と2番につきましては申し上げましたが、3番については、ちょっと委員会で審議の質問がなかったように記憶してますので、当局の方からお願いをしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 財政部長。 ◎財政部長(橘晃司君) この土地開発基金の活用につきまして、自治省から通達が出ておりまして、土地開発公社にこの資金を貸し付けする場合は、適切な金利ということが1つありますけれども、極力低利なものに配慮するようにというような指導がなされております。まず、趣旨とすれば、低くという意味だと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 42番。 ◆42番(鈴木健策君) 国の指導がそうだと言っているわけですけれどもね、私は、銀行預金金利より安く貸した場合、4条に違反してくるんじゃないかと思うんですよね。少なくとも基金は確実かつ効率的に運用しなければいけないとなっているわけですよ。銀行へ預けて金利がつくより安く公社へ貸すんであれば、銀行へ預けた方が有利なわけですよね、高いわけですから。少なくとも効率的運用とは言えなくなるんじゃないですか。これに対するもう一度回答を、これは当局にお願いしたいです。 それから、市が直接先行取得する場合、取り崩して買うことができるという委員長の答弁だったんですが、この条例からいきますと、これは定額基金になっているんですね、3億1,000万円。取り崩した場合、条例改正しない限りは、3億1,000万円と決まっているわけですから、市が戻さなきゃいけないと思うんですね、基金に。その時期は、事業が確定したときになるわけですか、完了後になるんですか。基金は3億1,000万円と決まっているわけですからね、条例改正しない限りは、少なくとも基金を取り崩して使ったら戻さなきゃいけないことになるんじゃありませんか。どうですか、その点は。 ○議長(昆野市右ェ門君) 委員長。 ◆総務常任委員長(千田三一君) ただいまの御質問については、審議の過程でこれも記憶ありませんので、当局の方から御答弁願います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 財政部長。 ◎財政部長(橘晃司君) 1つは、この基金の運用に当たって、3億1,000万円から取り崩す形で運用するのかというふうな趣旨に聞き取りましたけれども、この基金の運用に当たっては、この基金そのもので土地を取得するので、取り崩しというものではなくなるわけです。3億1,000万円の中で、土地で持っている部分と、基金とか現金で持っている部分があるというふうにお考えいただきたいと思います。 それから、広域土地開発公社に貸し付けする場合に、低利に貸し付けすることで、他の金融機関に貸し付けするよりも不利になるのではないかというような部分につきましては、いずれ、公社が用地を取得する場合は、市からの依頼に基づいて取得しますが、最後は北上市が引き取らなくちゃならない。ですから、仮に高い金利で公社に貸し付けすると、その分、簿価も高くなって、市が引き取るときに高いもので引き取らなくちゃならなくなるということですので、低利に貸し付けて簿価を低くしていて、安く市が引き取るということの考え方すれば、特別不利な取り扱いになるということではないのではないかと思います。自治省でもそのような趣旨で、可能な限り低利で貸し付けするような運用をするようにというような通知を出しているものと考えます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 42番。 ◆42番(鈴木健策君) 今、財政部長はそういう答弁ですけどもね、例えば工業団地を見てもいいわけですよ。公社で先行取得する場合、金利がかかっても、市も売る場合には、少なくとも金利がかかった分にプラスして売るわけですから、金利がそれだけ上がれば、売却単価も上がってくるわけですからね。しかも、ここに関する基金の条例は、公社への貸し付けは、あくまでもこれはできる規定でしょう。この基金のすべてじゃないわけですよね。ですから、少なくとも4条では効率的運用を図らなきゃいけないと。私は、この効率的な運用は、公社が市中銀行から一般に先行取得で借りる場合、大体7%前後でしょう。少なくとも基金が銀行へ預けて益金を取るのは、5%から多くて5.5%でしょう。その間、5.5%から、一般市中銀行から借りる7%なり8%の間で公社が借りている分には安いわけですから、一般の市中銀行から借りるより、公社は基金を使った方が。基金を貸し出す方も、少なくとも銀行へ預けているよりは公社へ貸した方が金利が入るわけですから、これは両方よくなるんですよ。ですから、少なくとも4条の運用の効率的となった場合には、公社へ貸し付けるのであっても、少なくとも市中銀行に預ける金利よりは、0.1%でも0.2%でもプラスして貸すべきじゃないかと思うんですがね、基本的には。だって、金利が高くなった後で、その分売却する場合には、金利をプラスするわけでからね。(「公共用地だ。」と呼ぶ者あり)ああ、そうか、そうか。失礼しました。これはあくまでも公共用地なんですね。いや、大変失礼しました。今の質問、取り消させていただきます。どうも申しわけありません。ちょっと勘違いしました。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第100号北上市公平委員会条例を廃止する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第101号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第102号北上市土地開発基金条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第116号町及び字の名称変更について、議案第105号町及び字の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例、以上2件を一括して採決いたします。 本件2件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。本件2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件2件はいずれも原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第31、議案第103号北上市災害弔慰金の支給等条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長。   (教育民生常任委員長 高橋 孝君 登壇) ◆教育民生常任委員長(高橋孝君) 教育民生常任委員会から報告をいたします。 去る12月5日の本会議において、当委員会に付託になりました議案第103号北上市災害弔慰金の支給等条例の一部を改正する条例について、当委員会は去る12月17日会議を開き、関係部長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告をいたします。 本条例の改正は、北上市災害弔慰金の支給等条例に規定をする災害弔慰金及び災害障害見舞い金の額並びに災害援護資金の限度額等については、災害弔慰金の支給等に関する法律に定める額を準用しているところでありますが、この法律が、平成3年9月26日に一部改正され、これらの額が引き上げられたことに伴い、これに準じて所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、採決の結果、全会一致をもって可決すべきものと決定をいたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ、当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第103号北上市災害弔慰金の支給等条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第32、議案第104号北上市駐車場条例の一部を改正する条例を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。建設常任委員長。   (建設常任委員長 鈴木健策君 登壇) ◆建設常任委員長(鈴木健策君) 去る12月5日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました議案第104号北上市駐車場条例の一部を改正する条例について、当委員会は、同17日、都市計画課長等の出席を求め、詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 本条例は、北上駅前駐車場の自動車入出時間の効果的利用に関し、所要の改正をしようとするものであります。 当委員会は、慎重に審査をし、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました件について、審査の経過と結果について申し上げましたが、何とぞ、当委員会の決定どおり満堂の賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。39番。 ◆39番(柏葉明君) お尋ねしますが、午前7時から午後10時30分までということは、現行の入出時間よりそれぞれ45分ずつ短縮されるようです。これは利用者等の利便には特に影響がないと判断したんだと思うんですが、慎重審議したということですが、そういった利用状況にかんがみての審議状況をお知らせを願います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 委員長。 ◆建設常任委員長(鈴木健策君) 質問にお答えいたします。 実は、現在は午前が6時15分から、夜が11時15分までなんですね。この時間決定は、新幹線の始発と終電車に合わせて時間設定したわけです。これは駅前の管理ビル会社に管理委託しておるわけですが、それで、実はこの駐車場の利用を調べますと、1つは、もちろん駅等の乗降者の利用客、それから駅前に再開発ビルがありますので、ショッピングする方、それからあとはワシントンホテル、南部ホテル、近隣のホテルを利用するお客さんという3種類に分けられるわけですが、今のところ、担当課の方で十分時間的な調査もしておるわけです。それで、その中で、駅を利用するお客さん、これは現行改定になりますと、6時15分が7時、夜が10時半になるんですね、11時までやっていたのが。これは、やはり長時間の駐車を利用するお客さんがほとんどなんですね。これは私どもに資料がありますけれども、朝の8時前ですと、大体4月あるいは5月、12台、11台なんですが、ほとんどがやはり遠くへ旅行なさる方が駐車を利用するわけですが、これは、御存じのように、駅の東口に駐車場があるものですから、あちらの方が長時間では料金が安いという関係で、ほとんど東口を利用すると。ですから、実際、朝の早い時間で駐車場を利用する方は、ホテルヘ泊まっておった方が入れるというような方が多いので、実質的には時間を短縮しても実際の影響はないという、調査結果から受けております。そういう観点から、実際に利用するお客さんには影響がないのであればということで、その点を委員会では事情聴取をしまして、採択したという経緯があります。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第104号北上市駐車場条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 休憩いたします。      午後2時4分 休憩---------------------------------------      午後2時21分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第33、議案第106号平成3年度北上市一般会計補正予算(第5号)、日程第34、議案第107号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、日程第35、議案第108号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第2号)、日程第36、議案第100号平成3年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第3号)、日程第37、議案第110号平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、日程第38、議案第111号平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、日程第39、議案第112号平成3年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)、日程第40、議案第113号平成3年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第3号)、日程第41、議案第114号平成3年度北上市温泉給湯事業特別会計補正予算(第2号)日程第42、議案第115号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第3号)、以上10件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、一般会計の歳入から款を追って進めます。 6款地方交付税。26番。 ◆26番(及川淳平君) 14ページで地方交付税が10億円余り増額になっているわけですが、この主な内訳といいますか、それともう一つは、合併特例法あるいは地方交付税法の9条との関係があるのか、ないのか、その辺について。 ○議長(昆野市右ェ門君) 財政部長。 ◎財政部長(橘晃司君) 今回の普通交付税の補正計上の額について、内容を御説明申し上げます。 平成3年度の北上市の普通交付税の決定額は、79億7,615万3,000円でございます。今までに9月までの補正で、このうち66億1,991万9,000円措置済みでございます。残りが13億5,623万4,000円ございますが、今回、そのうち10億1,656万4,000円補正計上したものでございます。今回、交付税の決定額が多くなったのは、合併算定外という特別な取り扱いをしたということによるものでございまして、歳出の方に市債管理基金の積立金、あるいは土地開発基金の積み立て、地域振興基金、福祉基金造成事業等を計上しておりますが、今までその分を未措置でございましたので、今回、補正計上したもので、なお、残り3億3,967万円ございますが、この後、審議をお願いしております人勧分の補正予算の方に残りを計上いたしております。 ○議長(昆野市右ェ門君) 8款分担金及び負担金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 9款使用料及び手数料。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 10款国庫支出金。35番。 ◆35番(小沢幸三郎君) 17ページの5目の教育費国庫補助金でございますが、3節の幼稚園費補助金191万9,000円の減額になっております。これに対応する歳出では、86ページの負担金補助及び交付金で560万円減額になっておりますので、理由をお聞きしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) この減額の理由ですが、これは私立幼稚園の関係でございまして、いわゆる園児の保護者がある一定の所得水準に達していない子供に対する援助で、これは国が3分の1の補助をするという制度なっておるわけでございますが、この該当する保護者が少なかったというのが一番大きな原因でございます。それで、何でそうなったかといいますと、ことしから文部省は私立幼稚園に対して3歳児まで保育できる制度になりました。そういうことで、従来より多く予算を計上しておったということでございますが、実際、入園してみますと、所得の少ない階層の保護者がなかったということで、今回減額したということでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 37番。 ◆37番(中島高雄君) 17ページ、4目の土木費国庫補助金のうちの4節の公園整備費補助金でお伺いをいたしますが、減額補正でございますが、77ぺージの公園整備費の中で6つばかりの工事請負費が載っているわけですが、主たるものは中央公園の整備の減でないのかなと、こう思っているわけですが、黒沢尻中央公園の整備計画は、たしか3月の分科会の説明では、平成3年度に中の公園整備を完了して、平成4年度に北側と東側の駐車場を整備をして完了するということを聞いておったわけですが、それらの全体工事の、この減額によって収束の時期が影響あるのかどうかということをお伺いをしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) お答えいたしますが、公園整備費の減の6,100万円、これは主に、今、質問されておりますように、当初、黒沢尻中央公園が1億9,000万円の事業対象の事業を見たわけでございますけれども、内示が半分の8,000万円となったわけでございまして、その2分に1が補助金ということになるわけですが、その2分の1の5,500万円が主に減額の内容でございますし、そのほか、和賀川ふれあいなりあるわけですが、そして、今、質問されておりますように、今年度計画している事業が来年度にどうなるかということですが、今年度計画しておる事業については、4年度事業で補うように、今、県と予算要求の時点でございますので、要望し、そして、そのように取り計らうように要望しているところでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 11款県支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 12款財産収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 13款寄附金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 14款繰入金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 16款諸収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 17款市債。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 歳入を終わり、歳出に入ります。 1款議会費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 2款総務費。42番。 ◆42番(鈴木健策君) ページは29ページ、3目の広報費があるんですが、これは、過日の決算委員会でもお話したんですが、広報の印刷を、現在、市外の業者に頼んでおるんですね。少なくとも、今まで私はいろんな機会に、市長の施政方針でもあり、市長の答弁の中で、地元でできるものは地元でやるんだという基本姿勢があったわけですが、なぜ、地元以外の業者が広報の印刷に入らなきゃいけなかったのか。過日の質問では、技術がどうのこうのという話があったわけですが、技術に関しては指導するべきですし、指導にのらない業者に関しては入札を外しても、まだ、複数のたくさんの印刷業者がいるわけです。市外の業者が入ってきたことに対して、非常に地元の印刷関係の業者さんも憤慨しておるんですが、市長の基本姿勢が変わったのかどうか、これはぜひ市長に答弁をお伺いしたいんですが。
    ○議長(昆野市右ェ門君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 印刷を含めて、市の事業にかかわる発注の際には、契約の原則を守りながらも、できるだけ地元業者の育成ということに配意してまいりたいというふうに考えております。そのためには、やはり業者自体の努力も喚起しながら、必要な指導をしてまいらなければならないというふうに考えております。 この事例につきましては、具体的な手続等につきましては担当部長から答弁をさせます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(小野信義君) 広報の印刷業者が市外から入ったことについてでございますが、旧3市町村のときは、北上、江釣子さんは市内の業者、それから和賀町は市外の業者ということになっておったわけでありますが、3年度の業者の選定に当たりましては、市内の業者3業者、それから市外が1業者ということになったわけでありますが、この1業者を含めた根拠といいますのは、旧和賀町さんが広報印刷をお願いしておったという経緯もございまして、4社で入札を付していただいたと、そういうことでございます。入札の結果、市外の業者が取ったということになるわけでありますが、この点につきましては、市内の業者を特定して選ぶということにもまいらないのでありまして、入札の結果でこういう結果になったということでありますので、ひとつ御理解を賜りたいと、このように考えます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 42番。 ◆42番(鈴木健策君) 経緯は、和賀町さんが出しておったと。その関係だということですが、今後はどうです。和賀町さんからの引き継ぎがずっと続くんですか。今、市長は、少なくとも地元でできるものは地元でと市長答弁しておるわけですけれども、その辺はどうでしょうかね、はっきり。今後、こういう市外に対する外注、物品購入等を、あくまでも市内の業者で調達できるものはやるんだという線引きがぴしっとできるのかどうか。 ○議長(昆野市右ェ門君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(小野信義君) 市内の業者に線引きできるのかということでございますが、これは入札結果等もかかわってくる問題だと思いますが、いずれ、市内の業者にも、先ほども市長が答弁で申し上げましたように、指導強化してまいりながら、質の向上というものを図りながら、できるだけ市内の業者が受注できるような指導を加えてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(昆野市右ェ門君) 21番。 ◆21番(高橋俊君) 32ページの13節委託料ですが、2,068万円の減額になっております。内容とすれば、総合計画策定等業務委託料ということで、10ぺ-ジの継続費補正のところにも、3年度、4年度ということで入っておりますが、委託料ですので、一括して委託されたものというふうにも感じます。どうして今の段階で2,000万円、半分以上の減額になったのかどうか。新市発足と同時に、5カ年計画がありますけども、新生北上市の総合計画というのは待ち望まれているわけですけども、その理由についてと現在での進捗状況、また、4年度にまで継続費を設定したということは、4年度のいつの時点を成果品として出してもらうということになっているのか、その辺も含めて御答弁をお願いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(小野信義君) 委託費でございますが、総合計画策定等業務委託費ということで、当初、2,870万円の予算を計上いたしました。ただ、今の作業の進行状況を申し上げますと、策定方針というものは定めておりますけれども、これから具体的な作業に入るということでございますし、どうしても年度内完成が無理だという判断に立ちまして、3年、4年度の継続費の設定で取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 それから、4年度のいつごろかということでありますが、これは、できるだけ早くということには考えておりますが、いろいろな作業も加わってまいりますし、この時点で、今、いつまでということははっきり明言できませんが、できるだけ早い機会にまとめていきたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 38番。 ◆38番(八重樫真純君) 28ページの13節委託料に鬼シンポジウム開催委託料というのがございますが、これは当初予算でも460万円措置をされているわけですが、どういう形での委託をするということであるのか。19節負担金補助及び交付金のところでも、にっぽん鬼ッズフェスティバル開催負担金が1,000万円あるわけですけども、鬼ッズフェスティバルについては実行委員会をつくってやるということのようでありますから、それに対する負担金になるだろうと思いますが、シンポジウムも、やはりそういった実行委員会等でやるべきが鬼の里づくりにつながるというふうに私は感じるわけですが、どういう関係でこれが委託料という形で、どこに委託されるものか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) シンポジウムの予算の関係ですが、これは、市側が事業主体となってやるということで、当初予算には委託料の中に765万円を置いておったわけですが、それで、全体で922万2,000円かかったということで、今回の補正で157万2,000円を計上していると、こういうことになります。あとは県費補助金がそれに対して380万円を入れる。 どういう内容のもので実施するかということでございますが、まず、期日は、平成4年の2月15日、それから22日、2日間にわたって予定しております。その内容でございますが、まず、15日にはシンポジウムということで、いろいろと基調講演とか、あとはパネラー、コーディネーターとかということで、いろいろと講演とかタイムテーブルとかということを予定しておりまして、講演には、作家の荒俣さん、あとは盛岡大学の学長さんの高橋富雄先生とか、あとは作家で映画監督の大林さんとか、こういう方々を呼んで、いろいろなシンポジウムを行う。これが15日です。それから、22日は、劇団えるむ公演ということで、これは東京の劇団でございますが、子供向けの公演を行う。これは市民会館で行う予定でございます。 以上、そのような内容で実施する予定でございます。 委託は、これはオリンピア企画を通して、こういう公演のコースとか、そういうものの手続をとらなければ、なかなか込んでいてだめだということで、盛岡のオリンピア企画ということで、去年も鬼ッズフェスティバルがここに委託して行われております。そういう内容のものでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 38番。 ◆38番(八重樫真純君) 鬼の里づくりということは、大変私は結構なことだと思っているわけですけれども、ただ、こういうシンポジウムは、やはり、何といいますか、独自にといいますか、やるべきが、鬼の里づくりにつながることだろうと思うんですが、こういう企画屋さんに頼んで、劇団を呼ぶ際は企画屋を通さなきゃいけない場合もありますが、特にシンポジウム等なんかは、どういった内容のものを市民が、地域の人たちがつくり上げていくかということが非常に大きな鬼の里づくりになるわけですから、それを専門の企画屋に任せて、ただシンポジウムを開くというあり方は、私は、何ら鬼の里づくりにはつながらないというふうに考えるんですが、鬼ッズフェスティバルのよ,うに、地域の人たちが実行委員会をつくってやるという形であれば、非常に理解をするわけですけれども、こういうものを、一切そういう委託料という形で専門の業者に任せていくというあり方は、決してそういう里づくりにならないというふうに考えますが、その点はどのように考えているわけですか。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) これには、鬼と平和の里づくりの一環で、年次計画でもって、いろいろと議会等にも旧和賀町時代は、やっぱり鬼の宣伝という、将来的には鬼の館ということもありますから、まず、今のうちから和賀町全域を全国的に売り出すという、鬼と平和の里づくりの一環としての事業です。こういうふうないろいろなシンポジウムとかさまざまな行事を、住民の皆様と協議しながら、働きかけながら計画してまいったわけです。 あと、鬼の館の中にも推進会がありますので、専門的な方々のお集まりの組織でございますので、その組織の中でもいろいろとこういう事業を含めて、やっぱり全国的にPRすべきだということで始めた事業でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 38番。 ◆38番(八重樫真純君) そういう趣旨で始めた事業だということは、私も理解してますから、いい事業だということで質問申し上げているわけですが、ただ、こういうシンポジウムのようなものは、やはり実行委員会等をつくって、地域の盛り上がりの中でやるべきだというふうに私は考えるということなんですよ。それを、単に企画屋に委託するという形では、その趣旨に外れてしまうんじゃないかということを先ほどから伺っているわけなんですけど。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) これについては、やはり地元の方々の努力の中でやるべきじゃないかと、こういうこともあったんです。それで、鬼ッズフェスティバルについては実行委員会を組織して、そして、地元の商工青年部とか、そういう方々が主体になって実施する。ただ、全国的に有名人を集めるには、市単独ではなかなかできない、面倒だと、こういうこともあった関係もあるわけです。ただ、住民の集まりの中でやるものですから、なかなかこっちからの連絡だけはできないものですから、そういうことで皆さんと協議しました中でも、やっぱり個人的にはこういう有名人を集めることは難しいという判断に立って行うわけです。 あと、鬼ッズフェスティバルについても、舞台装置なんか、いろいろな照明関係もありますので、これも専門的な方々でなければならないということで、オリンピア企画に依頼してやっているわけです。 まだまだ不足な点があると思いますが、ひとつ御理解願いたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 33番。 ◆33番(千田三一君) 2点、お伺いします。 第1点は、28ページの委託料の関係で、設計監理業務と地質調査業務がございますが、これからの発注になるようですが、その業務の内容をお伺いいたします。 もう一つは、34ページでございますが、やはりこれも委託料でございまして、賦課事務電算処理委託料として2,100余万円の計上になってございますが、実は、平成2年度の決算で3,200余万円ほどの電算処理委託の関係で不用額が生じているはずでございますが、これとの関連性についてお伺いしますし、もう一つは、これからこういう委託事業をやりまして、4月1日以降の賦課事務にどの程度対応できるものか。 以上、お伺いいたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) 委託料の地質調査の件でございますが、これは、今度、鬼の館を建設しようとするところに委託するわけで、150万円を予定しております。業務内容は、地質調査ですから、ボーリングを基本として、今度は設計に入るということになります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 財政部長。 ◎財政部長(橘晃司君) 第2点目の賦課事務電算処理委託料2,146万6,000円についてお答えいたしたいと思います。 まず、平成2年度決算の不用額とは、これは関連がございません。先ほどちょっと触れましたけれども、普通交付税の合併算定外事務におきまして、基準財政収入額も旧市町村ごとに出さなくてはならないということがございまして、その基準財政収入額の算定に用いる基礎数値を旧市町村別に算出するため、そのシステム開発をするという内容でございまして、今回、補正計上なりますと、平成4年度課税分から間に合うということで、今回、補正をお願いしようとするものでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 23番。 ◆23番(伊藤隆夫君) 28ページ、29ページの鬼の館に関連するわけですが、支所長にお伺いしますけれども、これは我々、大きな北上市が日本全国に売ろうとして大きな金をかけようとしているわけですから、途中から鬼の館がだんだんに名前が変わったら大変なことですから、例えば、鬼シンポジウムとあります。にっぽん鬼ッズフェスティバルとあるわけですが、これはどこまでもこのように行くのか。私は、鬼というのが英語で何と言ったかちょっと忘れましたが、やっぱりジャパン何とかフェスティバルとか、こういうふうに、今後、世界でもアッとわかるようなことをやらなけりゃだめだと思うんですよ。ただ、何となく鬼、鬼と、鬼がつくからこの3つは関係あるわけですけれども、鬼の館ということで行くんだったら、何十億円もかけようとしているわけですから、全部、鬼シンポジウムじゃなくて、鬼についての話し合いとか、こういうふうに私はやるべきだと思うんですが、せっかくこれだけの金をかけて、途中から、やっぱり横文字がよかったなということにならないかどうか。これは、絶対このままで行くわけですか。ですから、私は、ただ、ことしと来年は鬼でいきましょうとかじゃなくて、やはりこれは始まった限りはどこまでもPRなんだということで行かなくちゃならないと思いますので、にっぽん鬼ッズフェスティバルじゃなくて、これは思い切ってジャパン何とかというふうにやる気はありませんか。 ○議長(昆野市右ェ門君) 支所長。 ◎和賀支所長(堀内三郎君) これは、いろいろと実行委員会の中でも、こういう名称で伝統的に、合併しても冬のイベントとして継承していくべきだと。ただ、名称については、御指摘のとおり、今後、やっぱりいろいろと検討して、何か名前を変えることもこれから検討していかなければならないと思いますが、若い方々と協議しながら、これから検討してまいりたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 23番。 ◆23番(伊藤隆夫君) 我々、合併するときは、今まで37年間、北上市というものを全国に売った、地球上に売ったというから、北上市で来たわけですよ。これをまた別な名前だったら、宣伝するために大変時間がかかるわけです。今、支所長の言うのは、若い人と検討してみて、また名前を変えるといったら、これでもって五、六年進んだ後に、また名前を変えるといったら大変ですよ。名は体をあらわすですから、ビッと名前をつけたらば、これでいいのだという、非常に私は名前が大事だと思うんですよ。いつかの議会でも、今度の横断道のインターを和賀にしてくれ、いや、夏油温泉がいいじゃないかという話があったですけども、やはり名が大事ですから、信念を持って、こうするのだというふうにいかなくちゃならないと思いますよ。何十億円とかけようとしてるわけですからね。途中でやっぱり名前を変えたら、また、それは何なのかと1から説明しなくちゃならないわけですから、ひとつ、今、横文字というのが非常に和洋折衷なわけですが、フェスティバルとなったらば、やっぱりジャパンとかですね、そういうふうな大きな気持ちを待たなければ、これからは東北の、日本の北上市になれないと思うから、少し考えてもらいたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 3款民生費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 4款衛生費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 5款労働費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 6款農林水産業費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 7款商工費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 8款土木費。33番。 ◆33番(千田三一君) 最初は73ページでございますが、工事請負費で2億7,600万円ほどの道路新設改良舗装工事が予算減になっていますが、予定しておった地域がおおむねどの辺だかということをお伺いします。 次は、76ページに行きますと、上から2行目の負担金補助及び交付金のところに総合都市交通情勢調査負担金というのがございます。これは当初予算で730万円計上しておりますが、今回、480万円を減額するということですが、これは情勢調査負担金というのですから、単にもう決まっているやつのような感じがするんですが、どういうわけでこの程度の減額補正になるのか、その点をお伺いいたします。 以上、2件です。 ○議長(昆野市右ェ門君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) 順次お答えいたしますが、73ページの工事請負費2億7,619万2,000円の道路改良工事の減ということで、主な減額の箇所はということですが、この路線については、当初、59カ所の59路線を計画したわけでございますが、主に和賀支所管内においては、岩沢夏油温泉線の舗装工事を予定しておったわけでございます。これは、スキー場の建設とあわせまして、やはり完了と同時に施行した方が、道路管理上、よいのではないかということで、繰り延べをしたというのが1つ大きなものでございますし、また、江釣子地区におきましては、妻川山田線というのがありまして、圃場整備事業関連で用地買収をするということでございましたが、これについても本年度から着工、和賀支所管内の方からやるわけですが、翌年度以降に繰り延べをするというような関係で、主にこれらの道路上についてはこれですが、これの路線だけで2億円ということでなく、あとは予定どおり事業量は減額しておりますけれども、箇所については施行しておるという内容でございます。 次に、総合都市交通情勢調査負担金ということですが、当初予算でも説明したと思いますが、この事業は県が事業主体ということで行っておるわけでございまして、平成2年度から実施しておるものでございます。それで、平成3年度で県が2,190万円の予算を組みまして、市が3分の1負担、県も3分の1、国の補助が3分の1ということで、市が730万円を見ておったわけでございますが、県が今回、3年度と4年度の2カ年度にやるということで減額の内示が入ったわけでございまして、3年度が750万円の事業費ということですから、これの3分の1ということで250万円の負担になるわけでございまして、その250万円を措置いたしまして、今回、480万円を減額したというものでございます。 以上です。 ○議長(昆野市右ェ門君) 46番。 ◆46番(舘川毅君) 77ページの公園整備費についてお伺いいたします。かなり公園の整備事業というのが行われておりますけれども、たしかこれは第2次の公園整備事業に基づいてやっていることだと思いますけれども、2点についてお伺いします。 今、北上市が造成している分も含めて、北上市の公園の総面積がどれぐらいになっているのか、あるいは国等では大体1人平均20平方メートルと言っていますけども、今、北上市の1人当たりの公園面積というのはどれぐらいになっているのか。たしか平成3年度、今年度からだと思いますけども、5兆円ぐらいかけて国が5カ年計画で第5次の公園整備事業をやっていますけれども、この公園整備事業というのは、それに基づいている事業なのかどうか、これらについてお伺いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) お答えいたしますが、今の資料を持ち合わせしておりませんので、今すぐ調べて、御報告させていただきます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 9款消防費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 10款教育費。26番。 ◆26番(及川淳平君) 84ページ以降の教育費の中学校費にかかわってお尋ねをしますが、85ページの学校建設費で3億5,300万円、川東地区の中学校の建設が、実質上1年間ずれるという形になるんじゃないかというふうに理解するわけですけども、完成といいますか、開校年度に変更はないかということが1つと、それから、上野中の例でしたか、要するに、体育館とかあるいはプールが完成しないうちに開校して、大変該当の生徒たちが困ったという経緯もあるわけですけども、その点を踏まえてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 仮称・川東中学校につきましては、大変おくれまして御迷惑をかけておるところでございますが、実は、用地交渉に予定より若干手間取りまして、明21日に仮調印をするという運びになりました。したがいまして、この冬じゅうに、樹園地がほとんどでございますので、樹園地内の伐採と、あわせて森林法に抵触する部分が出てきたものですから、そのいわゆる開発許可の関係もあります。そういうことで、2月ごろまでには全部伐採を終わりまして、すぐ造成をするということになるわけでございますが、その間に、埋蔵文化財の調査も入ってきます。そういうことから、今年度中に造成に着手するというのは非常に困難になった次第でございまして、今回、減額するということになったわけでございますが、いずれ、立木等々の伐採を終わって、埋蔵文化財の調査をして、来年度一気に造成工事をやる。そして、校舎の関係は、来年度のいわゆる後半にゼロ国債の前倒しでもって建築に着工する。そして、5年度には体育館の建築をする。ですから、5年度には校舎と体育館の建築に入るであろう。そうすれば、約束どおりの平成6年の4月1日には、校舎、体育館が完成した状態で開校ができるものと、このように計画を立てておるところでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 33番。 ◆33番(千田三一君) 83ページのやはり学校建設費の関係でございますが、一番下の備品購入費の欄でございます。1,600万円の減額になってございますので、これは当初予算で1,600万円を見ておったわけでございますが、それを丸々ここで減額することによって、来年4月以降、学校教育上に支障がないものかどうか、それをまず第1点お伺いいたします。 次に、85ページでございますが、学校建設費の中の下から2行目の立木補償4,460万円計上いたしてございますが、多分これは、今の川東地区の関連性じゃないかとは思いますけれども、お聞きしたいのは、この4,460万円の、例えば立木の種類だとか、どの程度の量があるとか、そういったものについてお伺いをいたします。 以上、2件です。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 最初に、備品購入費の1,600万円の減額でございますが、これは、いわゆる来春開校する和賀西小学校のスクールバスを見込んだものでございます。これは、今回、バスをこちらで購入しないで業者の方に委託をするということで、この備品の部分を全部削除したということでございます。 その次の立木補償の関係でございますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、あそこの川東地区の中学校の用地のほとんどが樹園地なわけでございます。そのほか、杉、松等々若干あるわけでございますけれども、ほとんどリンゴの木、矮化、スタンダードを含めて8割ぐらいがそういうふうな状態になってございます。そのために、この立木補償というのは物すごく高くなっているということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 38番。 ◆38番(八重樫真純君) 93ページの19節負担金補助及び交付金の関係で、インターハイの主会場誘致促進協議会の負担金ということで130万円が措置されたわけですが、最近の新聞を見ておりますと、県教委の方では、来年の当初には決定をするというような方針が報道されておりますし、北上市では、各関係市町村に要請をしてきておることも承知をしておりますが、これまでの運動は順調に推移してきているとは思いますけれども、ここ残すところ3カ月、4カ月がかなりの勝負の時期になるだろうと思いますが、今後の運動展開をどうやっていくのか、その点を伺いたいと思いますし、北上市の場合、一番弱い部分が宿泊の関係ではないかというふうに思われますが、そういった観点からすれば、例えば民間、市民を巻き込んだ形での民宿運動みたいなものの運動を広げていく必要があるのではないかと思いますけれども、その点はどのようにお考えになっているのか、この際、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) インターハイの誘致につきましては、市民挙げて御協力をいただいておるところでございますが、今までの、何といいますか、運動の方向というのは、いわゆる市民の理解を得ると同時に、近隣市町村なりあるいは県南の地域の市町村の方々の御理解を得るというふうに重点を置いて、市長さんあるいは助役さんともども地域の首長さんを訪問してお願いをしておるところでございます。非常に快く協力する旨の力強い言葉をいただいておるわけでございますが、今後は、何といいますか、それ以外のいわゆる組織をしておるところにも切り込んで、いろいろお願いしなくちゃならんじゃないのかというふうに考えてございますし、北上市の体育協会の方でも、いろいろこれについて協力していただいておりますので、行政面でできない部分については、体協さんに行ってお願いしていただくというふうな連携プレーの中でこの運動を進めてまいりたいと、このように考えてございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 21番。 ◆21番(高橋俊君) 先ほどの33番議員の質問に関連すればよかったんですが、備品購入の和賀西小学校のバス、これを民間に委託するということを私は初めて聞くわけですけども、地域のそれぞれのPTA等々に十分周知して、合意を得ているのかどうか。というのは、今までですと、旧和賀町は、確かに業務に対しての委託はありましたが、車両をもっての委託というのは初めてだと思います。そういったことに絡む心配というのが、やっぱり地域にとっても同じような心配が出てくるのではないか。それを合意のもとに、今、それを進めようとしているのか。バス購入は、岩沢線に山口を含めますと、2台ほど必要になってくると思いますけども、国庫補助で対象となる部分、また、市単独でやらなきゃいけないような、距離的にやらなければいけない部分というのが多分出てくるだろうと思いますけども、その辺の、これが2台分の考え方なのかどうか、もう少し詳しく説明をお願いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 西小学校のスクールバスの運営についてのお尋ねでございますが、先ほども説明したとおり、4月1日開校以降は、スクールバスについて民間に委託をしてまいりたいというふうな考え方でございます。これは、いわゆる民間からバス2台を借り上げて、経路を示しながら運行するということになってございますが、これを各PTAの方にお話をしたかということでございますが、まだ、してはございません。今後、そういう方向で何とか御説明を申し上げ、御理解をいただくつもりでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 39番。 ◆39番(柏葉明君) 86ページです。19節で私立幼稚園就園奨励費補助金が560万円減額になっております。先ほど歳入の方でも質問がありまして、その中でのお答えは、今年度は当初指定したよりも所得の低い人が少なかったということなんですね。これまで交付されていた補助を受けた人がどれくらい外されて、新規の申し込みがどうなったのか、もう少し詳しい状況をお知らせを願います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 詳しい資料につきましては後から報告しますけれども、先ほども申し上げましたとおり、大きく減額したというのは、ことしから3歳児まで幼稚園に収容できるというふうな制度になったわけでございます。したがいまして、既に、今、3歳児の保育を開始しておる私立の幼稚園もあるわけでございますけれども、今後、何園、いわゆる3歳児引き受けをするのかというふうなことも予想でき得ないまま、多目に予算計上したということもございます。したがいまして、その部分、今まで4歳児あるいは5歳児の措置だけでおったものを、3歳児まで広げたために予算を多くとっておったと。しかし、実際、精査してみると、いわゆる所得の低い人でこれに該当する保護者というのが、計画で見込んだよりは少なかったということで、このような減額になったということでございます。 詳しいデータにつきましては、後ほど御答弁申し上げたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 12款公債費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 13款諸支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) 休憩いたします。      午後3時15分 休憩---------------------------------------      午後3時33分 休憩 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 歳出を終わります。 次に、第2表継続費の補正に入る前に、保留の答弁をいただきます。建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) 私から、保留しておりました答弁をいたします。 市内に都市計画決定している公園は38カ所で59.34ヘクタールあるわけでございます。それで、市民1人当たりの公園面積は、8万4,000人の人口と見まして7.06平米、国が目標としておりますのは、1人当たり6.5平米と、このようになっております。 以上です。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 先ほど、39番議員に対しまして、私立幼稚園奨励費補助金の前年度との対比ということでの答弁を保留しておきましたので、御答弁申し上げたいと思います。 去年の実績でございますけれども、4歳児が243人、5歳児が273名、合わせて516名でございます。それから、本年になりますが、本年は7月30日現在でとらえてございます。したがいまして、それ以降の入退園で若干数字は動く場合がございますけれども、今つかまえておりますのは、先ほど申し上げましたとおり、ことしから3歳児まで保育をするということになっておりますので、3歳児がちょうど100人でございます。4歳児が226人、5歳児が249人、合わせて575人がその対象になってございます。 以上でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 次に、第2表継続費の補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 第3表債務負担行為補正。35番。 ◆35番(小沢幸三郎君) これは和賀中央第二地区県営圃場整備事業に対する負担金なわけでありますが、平成4年度から26年度まで。この場所、面積、事業内容、事業費等、説明をお願いしたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 産業部長。 ◎産業部長(小原教雄君) 和賀中央の第二地区の圃場整備事業でございますが、これは、まず場所でございますけれども、旧和賀町の藤根地域でございます。 事業内容は、道路工が5,492メートル、排水路工が1万1,500メートル、その他全体の事業費については6億4,000万円、市負担が1億6,000万円というような形で、負担区分としては、国が45%、県が27.5%、受益者27.5%というような内容で事業を進めているものでございます。先ほど申し上げたのは市負担の道路工でございますが、全体としては、道路工は1万2,762メートル、用排水路工については3万1,943メートルでございます。 事業費としては、24回の支払いでございまして、平成4年から平成26年度までの5,241万6,740円に対して、本年度は148万8,270円の当該年度の支出予定になってございます。 面積については、受益総面積が434ヘクタールでございます。 以上です。 ○議長(昆野市右ェ門君) 第4表地方債補正。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 一般会計を終わります。 次に、特別会計を行います。 国民健康保険事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 国民健康保険事業特別会計直診勘定。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 工業団地事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 農業集落排水事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 駐車場事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 宅地造成事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 温泉給湯事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第106号平成3年度北上市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第107号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第108号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第2号)、議案第109号平成3年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第3号)、以上2件を一括して採決いたします。 本件2件はいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件2件はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第110号平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第111号平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第112号平成3年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第113号平成3年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第3号)、議案第114号平成3年度北上市温泉給湯事業特別会計補正予算(第2号)、以上2件を一括して採決いたします。 本件2件はいずれも原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立)
    ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件2件はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第115号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(昆野市右ェ門君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) お諮りいたします。日程第43、議案第123号から、日程第52、発議第13号までの10件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、日程第43、議案第123号から、日程第52、発議第13号までの10件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) あらかじめ時間延長いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第43、議案第123号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例、日程第44、議案第124号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例、以上2件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第123号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例及び議案第124号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例について、提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第123号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例について申し上げます。 国は、本年8月の人事院勧告に基づき国家公務員の指定職についても通勤手当を支給することとしたことに伴い、国の特別職の職員の受ける給与に新たに通勤手当が加えられたものであります。この国の取り扱いに準じ、市の常勤の特別職の職員の給与に通勤手当を加え、一般職の職員の例により支給しようとするものであります。なお、施行期日につきましては、平成4年4月1日以降、規則にゆだねる取り扱いとしようとするものであります。 次に、議案第124号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例について申し上げます。 国家公務員の給与については、本年8月の人事院勧告を受けて、国は勧告どおり3.71%を引き上げることなどを内容とし、宿日直手当、管理職員特別勤務手当及び扶養手当と児童手当との調整措置の廃止を除き、今年4月にさかのぼって実施する給与法改正案が今通常国会において成立しているところであります。 また、岩手県におきましても、人事院勧告の内容に準じ改正すべきとの県人事委員会の勧告を受け、12月県議会に県職員の給与改定に関する条例が提案され、可決されております。 これらの状況にかんがみまして、当市においても、国家公務員の取り扱いに準じて市職員の給与を改定しようとするものであります。 以下、改正の内容について申し上げます。 最初に、給料表の全部改正でありますが、これが提案のとおり改正されますと、給料月額は、金額にして平均1万518円、3.76%の引き上げになります。次に、諸手当の改正でありますが、扶養手当については、子等配偶者以外の扶養親族に係る支給月額を、2人まではそれぞれ現行の4,500円を5,500円に、職員に配偶者がない場合にあっては、そのうち1人について現行の1万500円を1万1,000円に改めるとともに、児童手当との調整措置を廃止しようとするものであります。 また、初任給調整手当については、医療職給料表(一)の適用を受ける医師及び歯科医師に対する支給月額の限度額を現行の26万5,000円を27万6,000円に改めようとするものであります。また、通勤手当については、交通機関を利用して通勤する職員に対する運賃相当額の全額支給の限度額を、現行の3万円を4万円に改めようとするものであります。 また、宿日直手当については、勤務1回当たりの支給限度額を、医師または歯科医師にあっては現行の1万2、000円を1万3,000円に、特殊な業務を主として行う職員の宿日直勤務にあっては、現行の4,200円を5,100円に、その他の職員の宿日直勤務にあっては、現行の2,300円を2,900円にそれぞれ改めようとするものであります。 また、今回新たに管理職員が休日等に勤務した場合に、管理職員特別勤務手当を新設しようとするものであります。手当の額は、勤務1回につき8,000円を超えない範囲内で規則で定めようとするものであります。 また、期末手当については、12月期の支給割合を現行の100分の200を100分の210に改めようとするものであります。 以上のとおり改定になりますと、全体のいわゆる給与改定率は3.72%、金額にして平均1万1,346円ということになります。 なお、改正条例の施行期日については、国家公務員との均衡上、国の給与法等の公布を待って定めることとするため、規則にゆだねる取り扱いとしようとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第123号北上市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第124号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第45、議案第125号平成3年度北上市一般会計補正予算(第6号)、日程第46、議案第126号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)、日程第47、議案第127号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号)、日程第48、議案第128号平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、日程第49、議案第129号平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)、日程第50、議案第130号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)、以上6件を一括して議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第125号平成3年度北上市一般会計補正予算(第6号)、議案第126号から議案第129号までの北上市特別会計補正予算4件及び議案第130号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)について、提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、ただいま議決いただきました議案第124号北上市一般職の職員の給与条例の一部を改正する条例に基づく給与改定等に伴う人件費を補正しようとするものであります。 最初に、議案第125号平成3年度北上市一般会計補正予算(第6号)から申し上げます。 補正の額は3億3,967万円とし、歳入歳出それぞれに追加して、予算の総額を320億6,000万9,000円にしようとするものであります。 内容は、歳出に人件費及び人件費に係る該当の特別会計に繰出金3億3,967万円を追加し、歳入に同額を地方交付税に追加しようとするものであります。 次に、議案第126号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について、申し上げます。 補正の額は707万1,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して、予算の総額を48億1,420万円にしようとするものであります。 内容は、歳出に人件費707万1,000円を追加し、歳入に同額を国民健康保険税に追加しようとするものであります。 次に、議案第127号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号)について、申し上げます。 補正の額は190万6,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して、予算の総額を1億2,799万2,000円にしようとするものであります。 内容は、歳出に人件費190万6,000円を追加し、歳入に同額を診療収入に追加しようとするものであります。 次に、議案第128号平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、申し上げます。 補正の額は499万6,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を31億2,473万8,000円にしようとするものであります。 内容は、歳出の人件費499万6,000円を減額し、歳入は同額を一般会計繰入金から減額しようとするものであります。 次に、議案第129号平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)について、申し上げます。 補正の額は399万3,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して、予算の総額を9億1,016万7,000円にしようとするものであります。 歳出に人件費399万3,000円を追加し、歳入に同額を一般会計繰入金に追加しようとするものであります。 最後に、議案第130号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)について、申し上げます。 本案は、北上市一般職の職員の給与改定に準じ、水道事業職員の給与を改定し、当会計予算の支出科目の整理を行うものであります。 以上6件について、よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。      午後4時1分 休憩---------------------------------------      午後4時4分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 再開いたします。 これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第125号平成3年度北上市一般会計補正予算(第6号)、議案第126号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第127号平成3年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号)、議案第128号平成3年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第129号平成3年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)、議案第130号平成3年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)、以上6件を一括して採決いたします。 本件6件はいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件6件はいずれも原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第51、議案第131号字の区域変更についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第131号字の区域変更について、提案の理由を申し上げます。 更木島土地改良区が昭和58年度に施行した団体営更木島地区土地改良総合整備事業によって、この地域の地形が変わりましたので、これにあわせて字の区域を変更しようとするものであります。 なお、これに関連する花巻市との境界変更は、平成3年9月市議会において議決済みであり、県議会においては、12月11日に市境界変更処分申請議案が議決されております。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第131号字の区域変更についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第52、発議第13号地方交付税率の堅持・地方交付税総額の確保及び地方財政の拡充を求める意見書の提出についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。26番及川淳平君。   (26番 及川淳平君 登壇) ◆26番(及川淳平君) ただいま上程になりました発議第13号地方交付税率の堅持・地方交付税総額の確保及び地方財政の拡充を求める意見書の提出について、原案を朗読しまして、提案の理由にかえさせていただきます。 我が国経済の景気の減速傾向で税収動向は極めて厳しくなっており、地方財政への悪影響が懸念されます。 政府は、地方交付税法附則第3条に基づく特例減額として、本年度地方交付税の総額から5,000億円を減額しましたが、来年度予算編成作業でも地方交付税の大幅削減等を検討しており、地方交付税法第6条の3第2項に基づく交付税率の変更(引き下げ)も報道されております。 しかし、平成3年度末の地方の借入金残高は68兆円余りもあり、依然深刻な事態であります。また、地方公共団体が現実に分担している行政需要は、公共投資、高齢化対策などますます増大の傾向にあります。福祉、教育の充実など地方生活向上のため、地方分権の方向に沿って、地方行財政の運営に支障を生じないよう、地方交付税率を堅持され、その総額の確保を図るとともに、第120国会において衆参の地方行政委員会で決議されました「地方財政の拡充に関する決議」の推進を強く要望いたします。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出しようとするものでございます。何とぞ、満堂の御賛同をお願いしまして、提案理由の説明にかえます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、発議第13号地方交付税率の堅持・地方交付税総額の確保及び地方財政の拡充を求める意見書の提出についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第53、請願についてを議題といたします。 教育民生常任委員長から、目下、委員会において閉会中の継続審査となっておりました、後藤野の廃棄物を阻止する会会長・吉家正人から提出の陳情第2号の1「後藤野地区にあらゆるごみを投棄することに反対する陳情書」の陳情事項1項、2項、4項、5項について及び和賀町農業協同組合組合長理事・菊池正明から提出の陳情第5号「廃棄物最終処分場に関する陳情書」について、以上2件は願意の内容が同一であり、実態について、なお、地域住民を初め関係者等から意見を聞くなど内容調査を必要とするため、いずれも議会閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。陳情第2号の1「後藤野地区にあらゆるごみを投棄することに反対する陳情書」の陳情事項1項、2項、4項、5項について及び陳情第5号「廃棄物最終処分場に関する陳情書」については、委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、本件2件はいずれも議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に、産業経済常任委員長から、目下、委員会において閉会中の継続審査となっておりました、後藤野の廃棄物を阻止する会会長・吉家正人から提出の陳情第2号の2「後藤野地区にあらゆるごみを投棄することに反対する陳情書」の陳情事項3項について及び和賀町農業協同組合組合長理事・菊池正明から提出の陳情第6号「地下水くみ上げに関する陳情書」について、以上2件は願意の内容が同一であり、地下水の利用に伴う影響等について、さらに調査検討を必要とするため、いずれも議会閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。陳情第2号の2「後藤野地区にあらゆるごみを投棄することに反対する陳情書」の陳情事項3項について及び陳情第6号「地下水くみ上げに関する陳情書」については、委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、本件2件はいずれも議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 これより、請願第8号市道3013002号線の改修整備並びに通称新山道路の改修整備に関する請願書、請願第9号市道1053006号線の整備舗装に関する請願書、以上2件に対し、委員長の報告を求めます。建設常任委員長。   (建設常任委員長 鈴木健策君 登壇) ◆建設常任委員長(鈴木健策君) 去る12月5日の本会議におきまして、当委員会に付託になりました請願2件について、当委員会は、同17日、建設部課長等の出席を求め現地調査を行い、かつ詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 まず初めに、北上市口内町字松坂114、口内町向小路地区代表者・伊東祐泰から提出されました請願第8号市道3013002号線の改修整備並びに通称新山道路の改修整備に関する請願書について申し上げます。 本2路線、約280メートル区間は、交通量の増大に伴い損傷と幅員が狭く、特に生活に支障を来し、かつ緊急非難時にも困難なため、関係地権者からも同意を得たとのことで、早急に生活路線として改修整備をしていただきたいというものであります。 当委員会は、慎重に審査をし、願意妥当と認め、全会一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。 次に、北上市鬼柳町荒堰46の1、高橋晃ほか3名から提出されました請願第9号市道1053006号線の整備舗装に関する請願書について申し上げます。 この道路は、下鬼柳地区公民館及び八幡神社に通ずる住民活動拠点主要道路として、かつ住宅混在の生活路線としても重要でありますが、いまだ未舗装であります。この不便解消のため、早期舗装整備をしていただきたいというものであります。 当委員会は、慎重に審査をし、願意妥当と認め、全会一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。 以上、当委員会に付託になりました請願2件について、審査の経過と結果について申し上げましたが、何とぞ、当委員会の決定どおり満場の御賛同をお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、請願第8号市道3013002号線の改修整備並びに通称新山道路の改修整備に関する請願書、請願第9号市道1053006号線の整備舗装に関する請願書、以上2件を一括して採決いたします。 本件2件に対する委員長の報告はいずれも採択であります。本件2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件2件はいずれも採択と決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって第7回北上市議会定例会を閉会いたします。      午後4時22分 閉会      北上市議会議長  昆野市右ェ門      北上市議会副議長 高橋賢輔      北上市議会議員  高橋民雄      同上       小原 桂...